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105-貴方side- ページ25

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ヒラ先輩に送り出してもらってから数十分

キヨくんが部活を終えグラウンドの外に向かって歩いてくる。


もちろんグラウンドの外には私以外にもキヨくんのファンの女の子たちが沢山いて

キヨくんに飲み物とか差し入れとかタオルとか、次々と渡している。



ああ..どうやって話しかけよう。



おどおどしていると、キヨくんと目が合う。



キヨくんは女の子たちを上手くあしらって
こっちに来てくれた。



キヨ「どーした?」

「ひ、久々に一緒に帰りたいなって思って..!!」


キヨ「あ〜..、いいよ。ちょっと待ってて」







キヨくんは荷物を取りに一旦教室に戻っていったので校門で戻ってくるのを待つ。


何から話そう
てか何を話そう

久しぶりすぎて上手に話せる気がしない。

緊張と不安と、嬉しさで
心臓のドキドキがどんどん早くなる。



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キヨ「お待たせ、帰るぞ」


面倒くさかったのか制服に着替えずジャージのまま来たキヨくん

私にだけ向けられたその声に
きゅん、と心臓が縮むのが分かる




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寮までの道を並んで歩く


キヨくんの隣を歩くのは
いつぶりだろう


緊張して声が震えそうになるけど
深呼吸をして、しっかりと話す



「..キヨくん、怒ってない?」

キヨ「は?何に」

「私またキヨくんの事避けちゃってたから..」

キヨ「あ〜、別に怒ってねぇよ(笑)俺ずっと落ち込んでたし絡みづらかったのかなって思ってた」


「ち、違う!違うの!
..キヨくんが色々辛くて考えたい時期なのに、私また好きとか一方的に言っちゃって..
負担になってるよなって思って。

一旦距離取った方がいいかなって勝手に考えて避けちゃってたの..」


キヨくんはそんな私の言葉に笑って


キヨ「勝手に考えんなよ馬鹿」



キヨ「まあ..辛くて色々考えたい時期だったのは確かにそうだけど、もう吹っ切れたよ。」


キヨ「いつまでもクヨクヨしてちゃ..あいつも喜ばねぇし。..色々ありがとな、俺の事考えてくれて」



どこかスッキリしたような横顔は
すごくたくましくて

キヨくんは、前に進んだんだなって強く感じる。




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未来(プロフ) - しーこさん» とうの昔に過ぎ去った学生生活の思い出にこのエピソードを追加する事にしました(あたおか)思いたい………… (2019年10月14日 21時) (レス) id: cb13c97048 (このIDを非表示/違反報告)
しーこ(プロフ) - 未来さん» こーゆー思わせぶりなことしそうですよね!なにそれ!って思いたいですよね...(妄想) (2019年10月14日 1時) (レス) id: 3bcf0f5bf5 (このIDを非表示/違反報告)
未来(プロフ) - なにそれ!!!なにそれ!!!!!! (2019年10月13日 2時) (レス) id: eb06b45463 (このIDを非表示/違反報告)
しーこ(プロフ) - めろん。さん» コメントありがとうございます!更新頑張りますのでこれからもよろしくお願いします〜(^-^)! (2019年10月12日 14時) (レス) id: 3bcf0f5bf5 (このIDを非表示/違反報告)
めろん。(プロフ) - 「俺の好きとお前の好きは違う」ってはっきり言われるところめちゃくちゃ切ない(´・ω・ `)お話いつでもまってます! (2019年10月11日 0時) (レス) id: 22a17272cb (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:しーこ | 作成日時:2019年9月23日 22時

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