103-ヒラside- ページ23
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1週間程前
久しぶりにキヨフジこーすけと俺の4人で集まって飯を食った
東京に上京してから4人で集まる時は毎回ここのファミレスだ
キヨから、彼女が死んでしまったことを聞かされて数日
キヨはずっと元気がない。
こーすけ「あ〜うめぇわこれ！皆も食べてみ！」
デザートのパンケーキを頬張るこーすけは
4人の中に流れるどんよりとしてしまった空気を明るくしようと、いつも以上にハイテンションだ
そんなこーすけを相手にもせず、キヨは頬杖を着いて外をぼけっと見ている
3人より遅れて北海道から帰ってきた俺は
北海道で、キヨの彼女の家族に会っていた。
彼女のお姉さんから'ある物'を預かっていて
今日はそれを渡そうと思っている。
フジ「キヨ..、最近ちゃんと寝てる？」
キヨ「おう、ぼちぼち」
キヨの顔からは完全に寝不足を感じる
早く乗り越えて次に進んで楽になってほしものだ。
その為にも、これを渡そう。
ヒラ「キヨ、これ」
俺はカバンの中から封筒を取り出す。
キヨ「ﾝあ？何これ」
ヒラ「北海道で彼女のお姉さんから預かってた。キヨに渡してって。」
その言葉を聞いて一瞬受け取るのを躊躇っていたけど
ふう、と息を吐いてから受け取って封を切る
手紙を読み進めると、キヨの目には涙が溜まって
それが頬を伝って流れ落ちていく。
手紙の内容は、先にお姉さんから聞いていた。
書いたのはお姉さんで
妹を幸せにしてくれてありがとう、とか
最期までずっと隣に居てくれてありがとう、とか
これまでの感謝の気持ちと
妹の為にも笑顔でいて欲しい
これからはもう過去に囚われず
次に進んで幸せになって欲しい
それが妹にとっての1番の幸せだ、と。
これからキヨが前に進めるように背中を押してくれる様な言葉達
きっと、キヨにとって1番掛けて欲しかった言葉だろう。
キヨの感情を止めていた何かが
一気に外れたかのように
今まで見た事ない位、泣いている
ヒラ「キヨ。..一緒に前に進もう」
キヨの震える手を握ると
フジもこーすけも俺に続いてその手を握る
こーすけ「俺ら仲間だろ？どんな時でも一緒に進もう」
フジ「キヨは1人じゃないだろ」
キヨ「..っ、ありがとう..」
キヨは俺たちの目をしっかりと見て
強く深く頷いた
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未来(プロフ) - しーこさん» とうの昔に過ぎ去った学生生活の思い出にこのエピソードを追加する事にしました(あたおか)思いたい………… (2019年10月14日 21時) (
レス) id: cb13c97048 (このIDを非表示/違反報告)
しーこ(プロフ) - 未来さん» こーゆー思わせぶりなことしそうですよね！なにそれ！って思いたいですよね...(妄想) (2019年10月14日 1時) (レス) id: 3bcf0f5bf5 (このIDを非表示/違反報告)
未来(プロフ) - なにそれ！！！なにそれ！！！！！！ (2019年10月13日 2時) (レス) id: eb06b45463 (このIDを非表示/違反報告)
しーこ(プロフ) - めろん。さん» コメントありがとうございます！更新頑張りますのでこれからもよろしくお願いします〜(^-^)！ (2019年10月12日 14時) (レス) id: 3bcf0f5bf5 (このIDを非表示/違反報告)
めろん。(プロフ) - 「俺の好きとお前の好きは違う」ってはっきり言われるところめちゃくちゃ切ない(´･ω･ `)お話いつでもまってます！ (2019年10月11日 0時) (レス) id: 22a17272cb (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：しーこ | 作成日時：2019年9月23日 22時
