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北海道旅行もあっという間に最終日。

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この旅行でキヨくんとの距離を縮めようって思ってた。

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キヨくんが私に過去の話をしてくれて、
それって信用してくれてるからなのかな
なんて自惚れちゃって

幼馴染しか知らない事を私に話してくれるなんて

確かに、心の距離は縮まったのかなとは思う。

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でも、キヨくんが私を好きになることはきっと無い事も同時に分かった。

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七「3日間あっという間すぎたねえ」

部屋で帰りの荷造りをしていると
七瀬ちゃんが呟く

七「キヨくんとはなにか進展できた?」

「んーん..。特に何も(笑)」

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進展は、全くしてない。

「でも、好きなのは変わらないから..これからも頑張る!」

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何をどう頑張るかなんてなんも考えてないけど

キヨくんの中で少しでも大きな存在になれるように
頑張りたいって本当に思う。

たとえ彼女になれなくても。

七「それでこそA〜!応援するから!」

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空港に着き、搭乗手続きをする。

ヒラ先輩はまだお休みがしばらくあるからってもう少し北海道に残るみたい。
空港までお見送りに来てくれた。

こーすけ先生は学校でお仕事だし
キヨくんとフジくんと七瀬ちゃんはそれぞれ部活があるみたい。

私だけ残るのもちょっと、不安だし色々と..(笑)

だから私も帰ることにした。

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ヒラ「じゃ、また二学期にね」

ふわふわと手を振るヒラ先輩に別れを告げ飛行機に乗って東京へ戻った。

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寮までの帰り道

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キヨ「あ、今日俺ちょっと行くとこあるから先帰ってて〜」

フジ「んお、おけ。じゃね」


すまんすまんって手を縦にするキヨくん

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病院行くのかな。

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割と荷物もってるんだから1回寮戻ってから行けばいいのに

すぐ行きたい、んだよね。

大好きな人だもんね。

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「..じゃ、またね!」

キヨくんを支えるって決めたから
ちゃんと送り出すよ

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キヨ「おー、またな」

病院へ続く曲がり角を曲がって歩いていってしまったキヨくん。

寮の棟も違うし、食堂ですれ違う事も全然ないし

もう2学期まで会えないのかなあ。
寂しいな。

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どんどん遠くなっていくキヨくんの背中を見ていると追いかけたくなってしまって

「さ、帰ろ!」

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勝手に動いちゃいそうな足をなんとか制御して
フジくんと七瀬ちゃんと寮への道を歩いた。

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未来(プロフ) - しーこさん» とうの昔に過ぎ去った学生生活の思い出にこのエピソードを追加する事にしました(あたおか)思いたい………… (2019年10月14日 21時) (レス) id: cb13c97048 (このIDを非表示/違反報告)
しーこ(プロフ) - 未来さん» こーゆー思わせぶりなことしそうですよね!なにそれ!って思いたいですよね...(妄想) (2019年10月14日 1時) (レス) id: 3bcf0f5bf5 (このIDを非表示/違反報告)
未来(プロフ) - なにそれ!!!なにそれ!!!!!! (2019年10月13日 2時) (レス) id: eb06b45463 (このIDを非表示/違反報告)
しーこ(プロフ) - めろん。さん» コメントありがとうございます!更新頑張りますのでこれからもよろしくお願いします〜(^-^)! (2019年10月12日 14時) (レス) id: 3bcf0f5bf5 (このIDを非表示/違反報告)
めろん。(プロフ) - 「俺の好きとお前の好きは違う」ってはっきり言われるところめちゃくちゃ切ない(´・ω・ `)お話いつでもまってます! (2019年10月11日 0時) (レス) id: 22a17272cb (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:しーこ | 作成日時:2019年9月23日 22時

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