【実況者】猫みたいな君Part3【キヨ】

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旅館に戻り、夕飯を食べる時間。

目の前に豪華な料理達が並べられている。
すごく美味しそう。

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こーすけ「あーキヨ！また野菜避けて！」

キヨ「嫌いなもんは嫌いなんだよ！」

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野菜だけを見事にお皿の端に避けているキヨくん。と、それをお母さんのように怒るこーすけ先生。

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ヒラ「きゅうりくらい食べないと〜もったいないよ」

キヨ「きゅうりなんて河童しか食わねぇよ」

七「いや河童なんていないよ..」

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キヨくんはずっと笑顔で楽しそう。

昨日聞いた過去の話なんて忘れちゃいそうになるくらい、あっけらかんとしてて

すごく強いな。

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キヨ「つかこいつも残してんじゃん野菜」

私がこっそり残していた人参を指差すキヨくん。

バ...バレた..

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ヒラ「ありゃ、Aちゃんも野菜苦手なの？」

「野菜は好きなんですけど..人参だけ苦手なんです..」

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キヨ「分かるわ〜鉛筆食べてるみたいだもんな」

フジ「何その表現...」

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ヒラ「俺が食べさせてあげるよ」

ヒラ先輩は自分の箸で人参をもつと
私の口元へ運んでくる。

ほんとこの人はいつでもこんな感じなのか..

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「自分で食べられます！」

ヒラ「食べられないから残してるんでしょ(笑)」

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もう..！！
みんな見てるんだからやめてよ..

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大体こーゆーやり取りって
私が折れないと終わらないし

早く終わらせたくて、ぱくっとその人参を食べた。

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ヒラ「よく頑張ましたね〜(笑)」

赤ちゃんをあやす様に私の頭をぽんぽんするヒラ先輩。



こーすけ「広瀬をおもちゃにすんなよヒラ(笑)」

ヒラ「俺は本気だも〜ん」

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苦手だったはずの人参は、旅館の美味しい味付けのおかげか思ったよりも美味しく食べられて

「あ..おいしい。」

ぽつり、と出たその言葉にヒラ先輩が反応する。

ヒラ「俺のあーんのお陰だねぇ」

「違いますって..」

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