【実況者】猫みたいな君Part3【キヨ】

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次の日

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朝早く起きて、皆で動物園に行く事に。

キヨくんは昨日の様子が嘘のように
いつも通りにふざけている。

電車とバスを乗り継いで動物園に着き
入園するとたくさんの動物達

フジ「部活の為に沢山写真撮っとこう..」

フジくんは相変わらず絵の事で頭がいっぱいみたいで、
私達に構わず色んな動物を色んな角度から写真に撮っている

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七瀬ちゃんは動物を見る度に可愛いー！って大騒ぎで子供みたい(笑)

キヨくんとこーすけ先生はそんな皆を見て笑ってる。

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ヒラ「Aちゃん、一緒にあっち見に行こうよ」

「げ、なんでですか」

ヒラ「そんな露骨に嫌な顔しなくても(笑)」

「だってヒラ先輩何するか分かんなくて怖いんだもん..」

ヒラ「なんもしないよぉ」

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ヒラ先輩に手を引かれ
皆から少し離れた場所にあるベンチに連れてこられた。

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ヒラ「昨日夜キヨと何してたの？」

「！？なんで知ってるんですか..」

ヒラ「キヨが出てったあとAちゃんも出てったのちょうど見てたの(笑)」

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「..前にヒラ先輩が言ってた、キヨくんじゃ幸せになれないってやつ、なんでか分かった気がします。」

ヒラ「ん、色々聞いたんだね」

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ヒラ「辛いねえ、よく頑張ってるよAちゃん」

よしよし、とヒラ先輩に頭を撫でられる。
いつもみたいなのとは違くて
なんだか安心する、暖かい手。

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「..私、これからどうすればいいんですかね」

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キヨくんへの気持ちはきっと諦めた方がいい。自分でもそれは分かってるけど、もちろんそんな簡単に諦められるものじゃないし。

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ヒラ「俺は本気で、俺の事好きになって欲しいって思ってるけどね(笑)」

「もう..」

ヒラ「でもまあ、無理に諦めたりはしなくていいと思うよ。」

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ヒラ「辛くなったらいつでも俺のとこおいでね」

慰めてあげるよって微笑むヒラ先輩

「..そうします。」

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ヒラ先輩は、どこまでが冗談でどこまでが本気なのか分からないけど

今くれたこの言葉達は
全部本物の気持ちに聞こえたから

「ありがとうございます。」

素直に受け取る事にした。

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