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？「…初めまして」
そう言って振り返った男の子は、綺麗な顔をしていた。
王子様のような、素敵な笑顔。
私の胸に何かが刺さった。
あぁ私の王子様はこの人だ。
やっと見つけた、王子様。
「私、佐々木心です」
？「佐々木さん、ね俺白岩瑠姫」
「白岩くん…って呼んでもいいですか？」
瑠姫「ふふ、なんで疑問形？呼んでいいし敬語じゃなくていいよ」
「ありがとう、その、もし良ければ一緒に学校行きたいな…」
瑠姫「そうだね。バスにも置いていかれたし、一緒行こっか」
「！やった…」
瑠姫「そんな嬉しい？」
「あ、私一人で歩きたくなかったから…安心した？っていうか…」
瑠姫「ふふ、佐々木さん面白い笑」
「うぅ…」
瑠姫「そうだ！佐々木さんが良ければ俺心って呼んでもいいかな？苗字よびなんか距離があるから」
「もちろんだよ！」
瑠姫「俺のことも好きに呼んで」
「ん〜じゃあ瑠姫くん」
瑠姫「よかった心がいい人で」
「んぇ？どうゆうこと？」
瑠姫「俺中学の時、王子王子って女子たちにずっと言われてて…それで幼なじみの女子以外苦手で…正直心に話しかけられた時どうせこの子もって思ったんだけど、全然普通の男子と同じように接してくれたから嬉しくて」
「瑠姫くんは瑠姫くんで王子っていうのは見た目だけで決めつけてるだけでしょ？瑠姫くんの中身を見てから言わなきゃね」
瑠姫「心がそう言う人でよかった」
「ふふ、瑠姫くんは優しいよね…あ、学校ついた」
瑠姫「あっという間だったな〜心と話すの楽しい」
「え、ありがとう/////私も瑠姫くんと話すの楽しいな」
瑠姫「なら良かった」
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作者名：おにぎり | 作成日時：2023年4月24日 17時
