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そうこうしている内に






鎖をほどき






大吾は紫耀をおぶることができ






向こうへ逃げ始めた






濱「俺らにはライトっちゅうもんがあるやんか」






藤「あ、ほんまっすね!」






中「でも重岡が行ってくれてますよ」






濱「暗闇のなかで平野を虐める


  楽しいと思わんか?」






カチャッ








電気がついた







小「あっ」







河「か、か、看守長!」







濱「なんや……!?」






五「あ!あれ!」







濱「にぃしーはぁたぁあー!なーがーせぇぇえ!」







大「やば……」







廉「くっそ……」







濱「おえ、追うんや!」






『はい!』






濱「俺の城から逃げれると思うな


  絶対に誰も逃がさへん!

  中間



  お前なんか変やな」






中「いえ、そんなことは」






濱「ここに残れ」






中「……はいっ」








…………………………








紫「だい……ごっ」







大「紫耀すまん!俺のせいで」







紫「おろせ」







大「なに言うてんねん!

  紫耀が残るなら

  俺かて残るわ!

  俺は紫耀が一緒じゃないなら

  脱獄なんかせーへん!」






廉「俺もや。全員で出ようって言うたやん!」






塚「いたぞ!」






廉「もうきたんかよ」






大「はぁ……はぁはぁ」






体力がなくなってきた大吾






紫「おりる」






廉「俺が代わるわ」






大「そんな時間ない」






橋「はぁいざんねーん」





前からも別の看守が来ていた





囲まれて逃げ場がない





大「マジか」






廉「くっそ!」






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作者名:からフェに | 作成日時:2019年7月27日 23時

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