牢獄の中の少年たち (ページ2)

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紫「盗んじゃいない借りただけさ

　 100年先あったら返す」

大「殴っちゃいないこの街では

　キスみたいなもん」

KP『なあ俺らはワルなんかじゃない

　街の掟に従っただけ』

な『正義なんて安っぽいものに

　かまって生きる暇はないさ』

廉「ちょいとはみ出しゃ石投げられ」

流「身を守れば足救われ」

海「この世界で生き抜くには」

和「頭を使うぜ」

な『なあ俺らはワルなんかじゃない

　世間の波にのかっただけ』

KP『捕まったのはちょいとしゃくだけど

　娑婆の方がよっぽど地獄』

『正義は安い俺たちは上等

　規則なんてない俺たちがルール

　正義は安い俺たちは上等

　規則なんてない俺たちがルール

　規則なんてない俺たちがルール』

濱「なんや騒がしいやんけ」

中「看守長」

濱「好き勝手すんのもええ加減にせぇ

　ここは俺の刑務所……

　いや、俺の城なんや

　俺の言うことは絶対

　今日も騒がしくした罰として

　全員、昼飯抜きや。ほんで～…」

紫「何が俺の城やﾌｯ

　アホなことばっか言うなよ」

看守長の濱田が平野に近づく

警棒を平野にめがけ振り下げた

紫「う"っ……ｶﾊｯ……ぁあ……くっ……そ」

廉「おい紫耀！大丈夫か？

　なに殴って(ﾊﾞｼｯ)ぅあっｲｯ」

濱「俺をバカにしやがって

　お前が懲罰房に入るんも

　時間の問題やな

　さっ、お前ら行くぞ」

『はっ！』

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