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夜明け前、廉は





過去を思い出していた





廉「風雅、ごめんな?

  俺のせいでほんまに」






幻ではあるが風雅が現れた





風「お兄ちゃん?俺が死んだんは

  お兄ちゃんのせいやない

  だから暗い顔せんとって!

  お願いやから」




廉「風雅……


  強い風がまた吹きつけたから

  僕ら少し大人になったみたい

  涙で今日を見送るより

  僕はお前のためここにいる


  時の流れはいつも変わらずに

  僕らを未来へと連れていくよ

  ずるさも弱さも強がりも

  すべて僕が受け止めてやるよ」




廉「泣けないほどの」

  風「泣けないほどの」




廉「悲しみが」

  風「悲しみが」





廉「お前を襲ったとしても」





廉「僕がお前の」

  風「僕がお前の」




廉「悲しみの」

  風「悲しみの」





廉「置場所になるよ 約束さ

  瞬きの途中でまた世界は変わる

  さよならは終わりではなく

  再開の合言葉


  果てしなく続く道 光指す方角へ

  闇が覆っていても

  僕ら止まることはないから


  瞬きの途中で また世界は巡る

  まだ誰も見たことのない

  新しい日が来る

  瞬きの途中で また僕ら大人になる

  さよならは終わりではなく

  再開の合言葉」




風「お兄ちゃん、俺はいつでも

  お兄ちゃんの側にいるから」





廉「ありがとうっ」





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作者名:からフェに | 作成日時:2019年7月27日 23時

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