召喚21日目 ページ26
午後一発目の授業は歴史だった。
ただ、歴史の先生の授業はほぼ雑談で終わるのでみんな適当に授業を受けているのだという。
隣の小町ちゃんは例外だけどね(笑)
かくいう私も転校初日なのでしっかりとノートを取らせて頂いてます。
ふと周りを見れば寝てる人やノートに落書きしている人など皆様本当に話聞いてないご様子。
ナノとかシッマとか爆睡してるもんね
ちなみに私以外の席順は、
私の二つ前の席にシッマ、真ん中の列の後ろから2番目がグルッペン、廊下側の1番後ろが大先生、廊下側の前から2番目がナノの席となっている。
ボーッとしているとカサリと音を立てて廊下側から何かが飛んできた。
「…ん？なんじゃこりゃ？｣
どうやら紙飛行機のようだ。
小町「どうしたのAちゃん？」
「なんか向こう側から紙飛行機みたいなのが飛んできて…。」
小町「…とりあえず開きましょう。」
かくして私達は紙飛行機を開いた。
ﾍﾟﾘｯ
【Aちゃんと小町ちゃんへ
やっほ〜鬱だよ〜
歴史の授業が暇すぎて手紙を飛ばしました。】
「「うわっ…」」
二人同時に声が出た瞬間だった。
チラッと大先生の方を向けばニコニコしながら手を振る姿が。
…なんだろう。今とてもとても気持ちが悪いです。
小町「…続き、読む？」
「う、うん…。」
【二人とも真面目にノート取っとるけどここの先生の授業何やっても成績落ちんからリラックスすればええと思うで〜Aちゃんは学校慣れた？なんかあったら僕らに聞いてな。みんな味方やで。】
「…案外いい奴じゃん。」
小町「少し見直したわ。」
互いに自然と笑みがこぼれた。
「さぁー頑張るか！」
ぐいっと伸びをした時だった。
ﾊﾟｻｯ
「ん？なんか落ちた…？」
どうやら手紙の続きのようだ。
【P.S.小町ちゃん今度ひとらんのとこじゃなくて俺とデートせぇへん？いつでも待っとるで〜♡あ、もちろんAちゃんも大歓迎やで♡
By鬱】
前文撤回。やっぱりキモい。
小町「…この授業は何やってもいいのよね？」
絶句していると小町ちゃんが聞いてきたので頷いた。
すると小町ちゃんは新しい紙に何かを書き大先生の所へ飛ばした。
小町「…氏ね。」
その言葉と共に大先生が燃え上がった。
クラス一同「「「鬱/大先生ー！？」」」
恐る恐る彼女の方を見ると超ご満悦のご様子。
…ちなみに手紙には「早急にご逝去遊ばせればとても嬉しく存じ上げます」
と書いてあったと知るのは大先生の消火が終わったあとの話。
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ナナメ(プロフ) - 悠吏さん» ありがとうございます！これからも鬱先生には痛い目にあってもらう予定です笑 (2020年4月24日 8時) (
レス) id: 0fee960c65 (このIDを非表示/違反報告)
悠吏(プロフ) - めちゃくそおもろいww特に鬱先生が燃えたとこw (2020年4月5日 12時) (レス) id: 0ccaf131b5 (このIDを非表示/違反報告)
ナナメ(プロフ) - こたつ丸さん» ありがとうございます！！！ (2020年3月25日 16時) (レス) id: 0fee960c65 (このIDを非表示/違反報告)
こたつ丸 - むっちゃおもちろい（脳みそスライム）これからも頑張ってくだち (2020年3月25日 15時) (レス) id: 5f1e89c35b (このIDを非表示/違反報告)
ナナメ(プロフ) - きなこもちさん» うん、頑張るね))))現実逃避したすぎる)))) (2020年1月31日 23時) (レス) id: 0fee960c65 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ナナメ | 作成日時：2019年7月13日 18時
