SALT:7 夕闇がまだ ページ7
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私の左手は今、櫻井先輩に引っ張られてる。どういう状況？
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「先輩？」
翔「…っあぁ。悪い」
「…なんで先輩が？」
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目を合わせようとしても逸らされる
決まりが悪そうな顔をして口を手で覆っているのがちょっと可愛いなって思ったり
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翔「絡まれて困ってただろ？だから」
「はい！困ってました！(笑)」
翔「んな笑顔でいうこと？」
「違うんですけど…先輩が助けてくれて安心したっていうか」
「もっと先輩好きになりました」
翔「…そ。電車来たぞ」
「あ、はい」
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相変わらず冷酷王子っぷりは健在で、多少トゲはある口調だけど、初対面の頃よりは優しくなった？気がする
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「楽しいですね」
翔「まだ何も始まってねーけどな」
「先輩と一緒にいることがですよ」
翔「…うぜぇ」
「え？！ひどい」
翔「うるさい」
「う…」
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1駅乗ればすぐ着く駅だもんだからすぐまた日差しの強すぎる外に出ないと行けないわけで、嫌になる
そして、やっぱり恒例。櫻井先輩はどこ行ってもキャーキャー言われてる。隣にいるのが少し嫌になるくらい
隣にいるのに、すごく遠く感じた
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雅「遅いぞ2人！始まっちゃう！」
翔「お前がはえーんだよ」
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そっから映画みて、カフェに寄って、相葉先輩のショッピングに付き合って。あっという間に一日が過ぎた
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雅「朱里、重い」
朱里「自分の荷物くらい自分で持ってくださいよー」
雅「え、ケチ！」
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いつの間にか朱里の相葉先輩は仲良くなってて。羨ましい
私と櫻井先輩はいつも通りで。櫻井先輩は冷たいままで
朱里と相葉先輩を見ていると、心が苦しくなった
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「あの、櫻井先輩」
翔「何？」
「迷惑でしたか？好きって言い続けて、映画も誘ったりして。キモいですか？ストーカーですか？」
翔「ストーカーだろ」
「…ですよね。迷惑ですよね」
翔「…迷惑とは言ってないだろ」
「へ？」
翔「ストーカーとは言ったけど、迷惑なんて言ってない」
「うそだ…」
翔「ふ(笑)面白いわ。お前」
「！わ、らっ…」
翔「(笑)」
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夕闇がまだ迫る前
先輩の笑顔を見た
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相翔(プロフ) - あきんこさん» コメントありがとうございます！とてもうれしいです(；_；) (2018年9月4日 9時) (
レス) id: fe54415b09 (このIDを非表示/違反報告)
あきんこ(プロフ) - はじめまして、素敵なお話でした！また翔さんのお話、是非書いてくださいね(*´ー｀*)受験も頑張ってくださいね！応援しています。 (2018年9月2日 9時) (レス) id: 11450d0470 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：相翔 | 作成日時：2018年8月29日 1時
