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小「……無事だった事だし、俺らも今日は帰るよ。」
手「そだね。まっすー、また明日。」
加「Aちゃん、身体は大切に。」
増「みんな、ごめん、ありがとう。」
3人はこれから飲みに行くかーといいながら歩いていった。
2人きりになって気まずい。
こんな事なったことないから、どうしたらいいか分からない。
増「………………帰ろ?」
貴くんは手を差し伸べた。
大好きなこの手、今は手を取るのに躊躇する。
さっき、あんなこと言ったのに……。
増「そんな躊躇しないでよ。」
貴くんは眉を八の字にして、強引に手を繋いで歩き始めた。
ずっと無言だけど、貴くんの手はいつも通り、温かくて、安心する大きな手だった。
家に着くと、貴くんは車のドアを開けた。
増「…車、乗って?」
「…どこ行くの?」
増「………気分転換でもしに行こうよ。
そんで、Aの話、ちゃんと聞かせて？」
車に乗ると、カーディガンと、ひざ掛け、常温の水が置いてあった。
(………私の身体のこと、考えてくれてたんだ。)
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作者名：MasMi. | 作成日時：2019年2月23日 16時
