あなたがそばにいるだけで4 (ページ25)

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「ほんと!?じゃあ貴くんの大好きな餃子作って待ってるね。」

増『わーい!尚更がんばりまーす。』

貴くんとの電話を切って、スーパーで買い物して帰る。

家に着いた時、妙に体がだるいと感じてしまった。

(……最近、忙しくて睡眠不足だったからかな……)

自分も早く帰ってこれたからお昼寝しよう。

ソファでテレビを見るのをやめて、目をつぶる。

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増「おーい、A、夜だよー?」

ゆっくり目を開けると目の前には貴くん。

「……っ!うそっ!もうそんな時間!?」

増「Aも忙しかったもんね。」

「ごめん!今から作るね!」

急いで立ち上がると体がふらり。

増「おっと、あぶねー、大丈夫?………って、A熱ない?」

貴くんの大きい手で私のおでこを触る。

増「熱、計ってみな?」

パタパタと体温計を持ってきてくれた。

「……………微熱だ…」

増「疲れが溜まってたんだね。今日は出前にでもして、ゆっくりしよっか。」

「でも、餃子って約束…」

増「Aの体調のが大事。元気になったら餃子いっぱい作って?」

貴くんの優しい気遣いに甘えて今日は久しぶりにゆっくりしよう。