story.9 ページ10
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最初はダブルアクセル
じゃない、トリプルアクセルだ!
着氷も超きれいで僕よりもトリプルアクセルはうまいんじゃないかと思った。
三浦さんはその後も淡々とエレメンツを入れていく。
技術だけじゃない。
体の動かしかた
エッジワーク
表情
どれをとっても完璧だ。
こんな子いたらすぐにトップになっちゃうな。
三浦さんがフィニッシュのポーズをとる。
最後のトリプルルッツがダブルに抜けてしまった以外すべて完璧だった。
三浦さんは終わるとすぐにいつもの落ち着いた表情に戻って、樋口コーチとプログラムのについて話し出した。
気がつけば周りには人がたくさんいた。
ここまで人を引きつける演技ができる人をはじめてみたかもしれない。
「すごい………」
隣にいた新葉も目をきらきらさせてる。
演技してるときは笑ったり、悲しそうだったり、何か切ない表情をしたり…と三浦さんのいろんな顔が見れた。
よく見れば色も白くて、目もパッチリ大きい二重だし、髪もさらさらだし…
でも、やっぱり自然な表情をしてた方が絶対に可愛いのにな。
…………なーんて。
初めてあったときにあんなに酷いこと言われたのに、こんなこと思う自分が腹立たしい。
まぁ、今思ったことは本人に口が割けても言えないけど。
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おみくじ
おみくじ結果は「末凶」でした!
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美紀 - 羽生選手と宇野選手のファンなのでこの小説最高です更新大変だと思いますが頑張ってください応援してます (2018年2月22日 20時) (レス) id: 39e38305d9 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:沙耶 x他2人 | 作成日時:2016年3月21日 17時