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story.38 ページ39



side change


『明日の午後5時くらいにここに書いてある場所に来て! 絶対忘れないでよ?』


そう宇野くんがエキシビションの後に行った場所へ今向かっている。

私が忘れるわけないでしょ。






エキシビションで滑った
『We wish you a Merry Christmas』
は自分でも驚くほど楽しんで滑れた。


ジャンプも完璧で今シーズンのショートより良いんじゃないかっていうくらいだ。



クリスマスにこの曲滑るのは辛かったけれど、それよりも完璧に滑れたことがうれしくてうれしくて仕方がなかった。

こんなに嬉しいの初めてかも。



リンクサイドに戻ったら今から滑るはずの宇野くんが泣いていた。



自分の演技でもないのに。

今から滑んのに、バカじゃないの。

やっぱり変な人。




「なーに、今から滑んのに泣いてんのよ。」

自然にコロッと言葉に出ていた。
自分でも珍しいな〜と思ったほどだ。



「いってらっしゃい」

そう言うと、涙を拭いて真っ白なリンクに飛び出していった。









もうそろそろかな。
約束の――――スケート場にある一つの部屋に着いた。




宇野くんに自分のことを全部話そう。

宇野くんにだったら話しても後悔しない気がする。何でこんなに信頼してるのかはわからないけど。


宇野くんには知っていて欲しい。
受け止めてくれるのかな。








そう決心した。


ガチャっと大きなドアノブに手をかけて開くと、銃声のような音とともにカラフルなリボンが降ってきた。



「ハッピーバースデー、A!」


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美紀 - 羽生選手と宇野選手のファンなのでこの小説最高です更新大変だと思いますが頑張ってください応援してます (2018年2月22日 20時) (レス) id: 39e38305d9 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:沙耶 x他2人 | 作成日時:2016年3月21日 17時

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