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story.36 ページ37




結果僕は2位だった。


Aはフリーでミスがあったようで、知子ちゃん、理華ちゃんについで3位だった。



「昌磨くん、おめでとう!」

草太くんは初めての全日本で6位という好成績をとっていて草太くん自身も嬉しそうだ。



「Aの誕生日パーティーどうする?」

そうだ。
2人で相談をしてパーティーはエキシビションとバンケットの次の日、25日にやることにした。一日遅れなんだけどね。



その後も草太くんと話し合って決めていった。

「よし! なんとしても成功させようね!」

「うん!」





***





次の日。

僕たちはエキシビションに出演した。
ゆづくんは全日本の前から調子があんまり良くなかったみたいで、フリーが終わった後に入院することになった。

そんな中で優勝しちゃうって本当にすごいなぁ。3連覇なんてホントすごい!




「宇野くん、リンクサイドに移動して。」

「Aも一緒なの。」

「しょうがないじゃん。順番前後なんだから。」


今なんだかんだ、試合終わって初めてAに会った。

Aはエキシビション用の衣装なのか、水色でキラキラした衣装を着ている。
初めて見る衣装だ。


「エキシビ何滑るの。」

「見ればわかるから。」


グランプリシリーズもファイナルでもAはショートの『シング・シング・シング』をそのまま滑ったり、フリーの『くるみわり人形』をエキシビションバージョンにしていた。

忙しかったのにいつ新しいのつくったわけ?



「いつつくったの?」

「今日しか滑らないからそんなに時間かけてないから。」


それ余計に気になるだけだから。


一つ前に滑っていた選手が一礼してAが入っていく。



「パーティー、楽しみにしてるから。」

「なんか言った?」

「何も言ってない。耳悪いんじゃない?」



真っ白なリンクにキラリと光る衣装を着たAが入っていく。



止まって彼女が上を見上げると何か冬らしい音がした。


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美紀 - 羽生選手と宇野選手のファンなのでこの小説最高です更新大変だと思いますが頑張ってください応援してます (2018年2月22日 20時) (レス) id: 39e38305d9 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:沙耶 x他2人 | 作成日時:2016年3月21日 17時

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