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一夜あけて今日、Aと僕のフリー。
やっぱり今日も女子のが早いみたいで僕は応援にいけない。フリーの前に結果知れるかな。
………なーんて、考えてたけどそんな余裕ないみたいです。結構時間がつめつめみたいだ。
「昌磨ー、もうすぐ昌磨の番だよ。」
6分間練習も終わってすぐに自分の番が回ってきてしまった。ショート3位だったから滑走順は４番目。ちなみに草太くんは最終滑走。
リンクに入って名前がコールされる。
思っていた以上に人がたくさんいる。
やばい、緊張してきた。
どうしよう、出来る気がしてこない。
そんなときに僕を応援する一つの声が聞こえた。
「宇野くん、頑張れーっ」
客席を見ると小さな日本の国旗をもったAがいた。
こういうときくらい名前で呼んでくれてもいいのに。
素直じゃないな。
応援来てくれるなんて思ってなかったなぁ。
よし、がんばろう。
優勝するって草太くんにも言っちゃったし！
自分のためにもAのためにも絶対に優勝するんだ。
曲が始まる。
『ドンファン』
始まってすぐの４回転トーループ
決まった！
すごくきれいに決まった。
次のジャンプも。
決めた。
そこから僕は勢いに乗ってエレメンツを入れていく。
そこからの記憶はない。
だけど滑り終わると周りにいたたくさんの人はみんな揃って立って拍手をしていた。
もちろんAも。
普段絶対に褒めてくれないのに今は笑って拍手してくれている。
何でかわからないけど、今すぐAに『ありがとう』って伝えたい。
早くAに会いたい。
どうして僕はこんなにAのことばっかり考えてるんだろう。
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おみくじ
おみくじ結果は「末凶」でした！
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美紀 - 羽生選手と宇野選手のファンなのでこの小説最高です更新大変だと思いますが頑張ってください応援してます (2018年2月22日 20時) (
レス) id: 39e38305d9 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：沙耶 x他2人 | 作成日時：2016年3月21日 17時
