Story.3-1 ページ9
あれから、櫻庭君のことが心につっかかっていた。ちょっとしたことだったのに、あんなにわたしはキレてしまった…。本当に情けない。広大も少しチャラかったから、チャラい人に拒絶心を抱くのかもしれない。
そういえば、私は狙われているとかと櫻庭君は言っていたな…。でも、現に今何も起こっていない。大丈夫なはずだ。
私の家は人通りの少ないところにある。近くに「910」があるので、そこにも行きたい。まずはそこに行くことにした。
道の途中、一人の男と目が合った。周りには誰もいない。私は立ち止まって息を呑んだ。
男「よう、久しぶりだな。織田、A。」
そいつは、広大を殺したやつだった。
"柚はまた犯人に狙われている。"
あれは本当だったのか…。
男「このときを夢見ていた。織田家の財産は今1000億円と言われている。お前が死ねば、財産の所有権は俺のものだ。もうあの彼氏は死んだ。もう守ってくれる人なんていねえんだ。さっさと俺に殺されな。」
はい？うちは家賃が払えないほど貧乏なのだぞ？そんなお金あるはずがない。それは置いといて早く逃げなくてはならない。"さっさと俺に殺されな。"だって…？冗談じゃない。
男「おい、逃げんのか？そうか、じゃあ、あの彼氏と同じように、動けなくしてから殺すしかないな 。」
動けなくするってことは…アキレス腱…か…。
男「あの斬ったときの音が最高なんだよなあ〜。お前も感謝しろよ？彼氏と同じ死に方で死ねるんだからよ。」
今になって、櫻庭君の言うことを聞いておけばよかったのだと思った。今度こそ死んでしまう。
…ごめんね、広大…
その時、銃声が聞こえた。手を撃たれた男が目の前で体勢を崩した。男は手を押さえている。男が落とした日本刀を私はすぐに拾い、刃先を男に向けた。
男「なるほど、新しい彼氏ができたのか。随分と大物じゃないか。なあ、櫻庭さんよぉ。」
櫻庭「馴れ馴れしい口調でいられるのもここまでだ。」
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チキンソルト(プロフ) - いったあああああああ！！！！！！！！ (2016年6月21日 23時) (
レス) id: 1f87c8c45e (このIDを非表示/違反報告)
レルハ(プロフ) - 2000hitおめでーす (2016年6月21日 19時) (レス) id: 5433434f0d (このIDを非表示/違反報告)
チキンソルト(プロフ) - 紅夜桜さん» ああ、レルハって誰かわかったあああああ！！！お前みたいな天才にわっちこそなりたいわ！！！！！！！！ (2016年6月7日 20時) (レス) id: 1f87c8c45e (このIDを非表示/違反報告)
レルハ(プロフ) - ああ、あなた様のような作品を僕も書けるようになりたい…!物凄く面白いです!続きも楽しみにしてますー!! (2016年6月7日 19時) (レス) id: 5433434f0d (このIDを非表示/違反報告)
チキンソルト(プロフ) - なんか、編集ページが開けなくなったので、更新遅れるかもです！読んでくれている方、申し訳ないです、、、！ (2016年6月7日 0時) (レス) id: 1f87c8c45e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：チキンソルト | 作成日時：2016年6月2日 20時
