もう……２

37 ページ37

星弥side

５時前に慧に連絡したけどでなくて、
慧の家に行っても、出てこなかったため、
合鍵で中に入った

星弥)おーい？慧？入るよ？


いないじゃん。
寝室でねてるのかな？




星弥)おーい？って寝てるじゃん

んっ？こいつ熱あんの？
顔色悪いし、息荒いし……

星弥)慧？慧？起きろ？けい？
おい？ぜんぜん起きねーな



カレー作って、また起こすか

慧の家に来る前にスーパーによったから、
その食材でカレーを作った



星弥)慧？大丈夫か？なぁ？けーい？

慧)……んっ

星弥)大丈夫？
勝手に入っちゃった

慧)ん

星弥)熱あるの？

慧)ん

星弥)カレー作ったから、食べよ？
食べれるだけでいいから…

慧)ん、ありがと

星弥)立てるか？


慧を支えて、椅子に座らせた

星弥)はい食べて！

慧)うん



星弥)お昼は何か食べた？

慧)食べたけど…全部吐いちゃった

星弥)えっ？そーなの

慧)……ん

星弥)全然無理しなくて良いからね
残していいから
鍋に残ってる、カレーは冷凍しとくから
昼でもお腹すいた時でもいいから、食べてな

慧)ん

星弥)明日は仕事でしょ？

慧)そう。夜の9時には終わると思う……

星弥)俺も明日は9時くらいかな
明日も来てもいい？予定ある？

慧)いいけど、俺のために毎日来なくても大丈夫だよ？

星弥)来たくて来てるからイイじゃん笑
しかも親友として、心配なの笑

慧)……まってるね。星弥の方が早かったら、
入ってていいから。
ごめん、もうカレーいらない
ごちそうさま


慧はいつもよりかなり暗くて、
あまり僕の目も見てくれない
そんな時もあると思うからそれはいいんだけど、
それよりも慧の体調が心配

慧は立ち上がって、自分のお皿をシンクに運んで
棚からルイのエサを出していた


慧)ルイ……ごはんだよ。
おいしい？
……あっ、水も足すね？


慧の顔はすごく優しかった
ルイも慧が大好きみたいで、エサを一生懸命食べていたのに、
慧が新しく水を持ってこようとすると、
食べるのをやめ、慧について行った


慧の熱や激痩せはストレスが大きな原因なんだと思う

それをルイは気づいていて、慧を
癒そうとして頑張っているのかもしれない

ルイは猫だけど、そのように感じる場面を
俺はこの2日間で結構見たと思う

38→←36

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す