最愛 3 (ページ33)

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子供みたいに、はしゃぐ課長も沢山観れて

可愛いのはペンギンじゃなくて
課長の方よとか、心の中で呟いてたり。

来場の記念のお土産コーナーで
名前入りのヘンテコなキーホルダー探して

買う？いらねーとか言って笑ったり。

すごくすごく楽しかった。

夕暮れを一緒に歩いて

クルマを停めた駐車場まで辿り着いたら

「夕飯も一緒に食べる？」

って聞かれたけどもう胸がいっぱいで。

本当はもっとずっと一緒にいたいけど

「胸がいっぱいで食べられそうにないから、今日は帰ります。」

そう答えたら

「わかった。じゃ送るから乗って。」

って、助手席のドア開けてエスコートしてくれる。

運転席に乗り込んで、

また私にシートベルトつけてくれて

「確かにこれ以上一緒にいたら、帰したくなくなるかもしれないから、よかった。」

って、殺人級の言葉を耳元で吐いて

「ゆっくり溶かさなきゃなー。」

あぁ…私、いつか課長に溶かされちゃうんだ。

カラダの中心がきゅってなった。

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