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定時ぴったりに、櫻井課長が
「お疲れ！みんな今週はノー残業で。必要な時のためにエネルギーチャージしといてね。」
って、ジャケットサッと羽織って帰って行った。
カッコいい/////
「お疲れ様でしたー。」
櫻井課長を見送ると、先輩方は口々に
「やっぱり櫻井君はカッコイイな。」
「年下だけど、彼に使われるのは楽しい。」
「仕事できるし、すべてが理にかなってる。」
そうなんだ。
櫻井課長より年上の先輩方もいるから
コミュニケーションの取り方も難しいのね。
「ね、A。ご飯行かない？」
相葉くんに誘われたけど
「ごめん、今日は約束があるの。また誘ってね。」
「そっか。うん。これから毎日一緒だからね！
お疲れさま。」
「うん。また明日ね！」
なかなか帰ろうとしない、みなさんに
「お先に失礼します。」
って声掛けながら、課を出た。
トイレに寄って、お化粧直して。
ウキウキが押さえきれなくて
緩んでる自分の顔に笑ってしまった。
エレベーターに乗ったら
よりにもよって二宮主任にばったり。
「Aだ！おつかれ。どう？翔ちゃんの所は？」
「お疲れさまです。まだ初日ですよ。」
「仕事はね、そうだろうね。じゃなくてさ、翔ちゃん、どう？」
「どうって、、、。どういう意味でしょう。」
「ふふ。ま、おまえがご機嫌そうだからいいか。」
「ご機嫌って///// 足を引っ張らないように頑張ります！」
「うん。頑張れ。」
って言ってくれた後で、グッと近づいてきて
「翔ちゃんのこともね。」
って小声でいって、ウィンクした。
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作者名：ハルヒ
| 作成日時：2019年10月21日 20時
