最愛 2 (S.S) (ページ36)

今日:2 hit、昨日:5 hit、合計:385,893 hit

84 ページ36

・

2階に上がると、そこは智くんしかいなくて
まだ内装の途中みたいな感じ。

ああ、そうか。

「壁に描いてるの？」

「うん。昨日さ寝てたらイメージがブワッて出てきて。キャンバス無かったから壁に描いたら楽しくなってきちゃった(笑)」

「ふふ。ダビィンチみたいだね(笑)」

「最後の晩餐描いちゃう？(笑)」

そう笑う智くんの笑顔は大好き。

絵を描いてる智くんが1番好き。

「寝てたって、ここで？」

「うん。この奥に住む部屋作った。」

「それ！ここ、智くんオーナーなの？」

「すげーだろ？俺、オーナーなの(笑)」

「うん、凄い！どうして教えてくれなかったの？」

「忘れてた(笑)」

「忘れないでよ(笑)夢中になると他のことみんな忘れちゃうのはちっとも変わらないんだから。」

「そうかなー？そんなつもりは無いんだけど。
どう？この店？」

「ギャラリー兼ねたBARなのね。」

「うん。」

「すごく素敵！実家にあるあの粘土の人形達、あのあたりに飾れば可愛いよ！」

「あー、それいいな。さすがA。
今度取ってきてよ。」

「やだ。智くん自分で行って。」

「えーっと、あの、、、」

あ。

すっかり相葉くんを忘れていた。

・