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「翔さん苦しい。」
このまま死んでもいいと思うくらいに嬉しくて
翔さんの気持ちが伝わってきて
腕の中から見上げたら、やっぱり大好きって思って
愛しくて愛しくて。
「何度も夢に見ていたの。いつかまた翔さんに会える日が来ることを。」
「すぐに探してあげられなくてごめん...。」
「ううん、違うよ。私から離れたんだから。私達は子供だった。だから離れるしか方法が無かったんだから。」
「A...。」
「自分から離れたのに、悲しくて寂しくて辛くて。またいつか会える日が来るって考えるまでにすごく時間がかかった。」
「.........。」
「だから...また出会うまでにあったいろんな出来事も、全部今日こうやって翔さんに抱きしめてもらうための人生経験だったのかなーって。」
「........。」
「だって...覚えてるんだもの...クチビルが。」
たくさんの人に支えてもらった。
たくさんの人に甘えてきた。
辛いのは私だけじゃないって知っている。
傷つける人がいることもわかっている
でも。
それでも。
私の魂は翔さんを求めている。
「A聞いてほしい話があるんだ。」
私は首を横に振る。
「何も言わなくていいの。今、翔さんがここにいることだけが全てだから。」
ずっとずっと探していた。
きっと魂の片割れ
愛することも
愛されることも
求めるのはあなただけ。
そして
今がすべて。
これからの事なんてわからない。
過去を悔いてるよりも
未来を一緒に歩けるようにと
それを考えることができる。
今が幸せな事が全て。
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作者名：ハルヒ
| 作成日時：2018年10月11日 0時
