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アトリエの奥の部屋でAを抱きしめて、夢中でキスをした。
軽く触れて
顔を離して
Aの顔を見て
あー、夢じゃないんだって
涙目の顔を見たらまたキスしたくなって
また触れて
離したくなくなって
Aの吐息がしたらもうヤバくて
舌を差し入れたらAのカラダがビクッとして
あー、そうだった。
Aを初めて抱いた日もそうだった。
何もかもが初めてだったAの反応が可愛くて愛しくて
今も変わらない反応するって…
もしかして…
クチビルを離してAの顔を見たら真っ赤で
Aは変わってないんだ...
ああ俺はなんてことを
って
今までの自分を一瞬で一気に反省して
こんな俺はやっぱりAには相応しくないのかと、自分が仕出かしてきたことなのに、やたら自分に腹が立ってきて
ずっと探してた君とやっとまた巡り会えたのに
俺はなんて汚れてんだ。
それでも。
俺はAをもう失いたくない。
全部Aに話して許しを乞うか。
許してくれるのだろうか？
許されるはずかないよな。
また失う怖さを考えたらAを抱きしめる腕にチカラが入ってしまって
「翔さん苦しい。」
って、腕の中から見上げて笑うAを見たら
やっぱり愛しくて愛しくて愛しかった。
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作者名：ハルヒ
| 作成日時：2018年10月11日 0時
