275・最高の宝物 ページ25
急に恥ずくなり歩き出す。
黙って付いて来る
Aに前を向いたまま
手を差し出すと
キュッと恋人繋ぎしてくれるのが
嬉しくて 更に強く握り返す。
月明かりに煌々と照らされる白樺の
幻想的な景色の中
ふたりで夜風に吹かれながら歩く時間が
とても心地よかった。
ふと 見下ろすと すぐ俺を見上げ
また俯くA・・。
翔「・・ごめん 心配すんな。
夜這いなんてしねぇよ。」
多分 真っ赤だな・・
覗くと 必死に逃げるA。
翔「基本短気でも俺 お前にだけは
気長だから安心して。」
・・小さく頷き はにかむ姿に
またキスしたいのを抑え
待ち合わせ場所に急いだ。
少し前で遠慮がちに手を離そうとする
Aの手をしっかり握るが
ニヤついて待ちわびる奴らを
見つけた途端///。
・・クスクス笑い出して後ろで手を組む
Aの頭を押す。
そして超恥ずいの我慢して合流。
みんなニヤニヤするだけで
ホッとしたのも束の間・・。
ログハウスに帰った途端・・。
・・///その先は思い出したくもない。
でも 真っ赤になって照れながらも
桜の花が春を迎え美しく満開に咲き誇る
かのように幸せに満ち溢れた笑顔・・。
それは俺にとっても嬉しくて幸せで
たとえようのない愛しさに満たされる
最高の宝物となった。
・・そう。
今の俺にとって Aの笑顔以上に
大切で愛しくてかけがえのない宝物は
ない。
・・この2年があったからこそ
何よりも大切なことに気付かされた
のかもしれない。
・・昔 Aが言ってた。
『全ては偶然ではなく必然なんだって』
あ 確か江原田さんの言葉だ。
うん・・きっと俺達がもっともっと
強くなって幸せになる為に必要な時間
だったと信じたい。
Aの笑顔を見守りながら
初めてこの2年間を受け入れる事が
できた気がする。
そして やっと心の重苦しい荷物を
降ろせたような開放感も感じる事が
できた。
ニノ「・・俺さ 姫のあの笑顔が
大好きなんだよね。
たぶん俺だけじゃなくて
みんなもだと思う。
姫の笑顔ってみんなを半端なく
幸せにすんだよ。
ただ可愛いからじゃなくてさ」
そう・・そうなんだよね。
あいつがの笑顔は静止した水面から
波紋が広がるように
幸せを広げて行くんだ。
ニノ「姫の幸せな笑顔は翔ちゃんに
かかってんだからね！」
・・了解。
- 金 運: ★☆☆☆☆
- 恋愛運: ★★★☆☆
- 健康運: ★★★★★
- 全体運: ★★★☆☆
ラッキーアイテム
革ベルト
ラッキーカラー
あずきいろ
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りん(プロフ) - かおるんさん» いつもありがとうございます★私自身も早く甘いふたりを書きたかったです＊ (2014年1月14日 21時) (
レス) id: dad6bd0f93 (このIDを非表示/違反報告)
かおるん(プロフ) - めちゃ嬉しいです。ふたりに戻れてよかった。更新楽しみにしてます。 (2014年1月12日 17時) (レス) id: eeafce828e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：りん
| 作成日時：2013年10月24日 21時
