273・メッセージ花火 ページ23
翔「A今も
ミスチル好き？」
A「うん」
Aは良子さんの影響で
ミスチルの大ファン。
翔「いっちゃん好きな曲も
“抱きしめたい”？」
A「うん。一生大好き。
覚えててくれた？」
翔「もちろん！俺も大好きだし。
超ここに響く曲だもんな」
そう言って親指で胸を差す。
頷いて鼻歌する Aは
いつもラストのサビを必ず歌う。
俺も一緒に歌うと嬉しそうに笑う。
・・まさに俺の想いそのもの。
もうすぐ胸張って どんな時も
Aと肩並べて歩いてゆける。
Aがさみしい時には
いつも俺がそばにいるから・・。
少しずつ歩いて
できるだけ人気のない湖畔から
ふたりで花火を見上げる。
少し離れたとはいえ十分迫力満点！
翔「・・疲れた？立ちっぱなし」
A「まぁ・・でも大丈夫」
翔「俺の足上に座る？」
A「ありがと。大丈夫」
近くの大きめの木に手を引いて移動し
後ろからキュッとして
俺にもたれさせる。
俺も木にもたれる。
翔「体重かけていいよ」
A「ありがとう」
Aの重みと体温が心地いい・・。
時計を見ると20時45分。
・・もうそろそろだ。
曲が終わってからの30秒が勝負！
何度となく頭の中でリフレインさせ
完璧・・のはず。
・・心臓が高鳴り始める。
みぞおちに何とも言えない緊張感。
『＿＿＿それではラストメッセージ。
東京都からお越しの櫻井様より』
俺の腕の中で
アナウンスに反応する A。
『君の大好きなこの曲を捧げます』
そして Aの大好きな
“抱きしめたい”
のサビがかかる。
曲が終わると同時に俺に向かせ
ウエストを抱き寄せる。
まっすぐ涙ぐむ Aを見つめ
めっちゃ照れくさいのを
振り切って伝える。
翔「A・・好きだよ 大好き。
俺 ずっと2年間
Aだけが好きだったよ。
今度こそもう絶対離さない。
ずっとそばにいる。
この花火と星空に誓うから・・
俺のそばにいて・・」
A「・・・」
そしてラストメッセージ・・。
『Aへ・・
ずっとずっと 好きだったよ・・。
もう一度 俺らふたり・・
ここから始めよう。
毎年ふたりでこの花火 見に来よう』
- 金 運: ★☆☆☆☆
- 恋愛運: ★★★☆☆
- 健康運: ★★★★★
- 全体運: ★★★☆☆
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りん(プロフ) - かおるんさん» いつもありがとうございます★私自身も早く甘いふたりを書きたかったです＊ (2014年1月14日 21時) (
レス) id: dad6bd0f93 (このIDを非表示/違反報告)
かおるん(プロフ) - めちゃ嬉しいです。ふたりに戻れてよかった。更新楽しみにしてます。 (2014年1月12日 17時) (レス) id: eeafce828e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：りん
| 作成日時：2013年10月24日 21時
