267・二度目のDのキス ページ17
でも もう視界がぼやけて
よく見えない……
翔君は あたしを胸に引き寄せて
白いTシャツで涙を拭いてくれる。
A「……この香り好き。2年前と
変わらないフローラルの香り」
翔「……俺の匂いって洗剤の香り？」
コクンと頷くと
マジ？！って顔して苦笑い。
そして あたしの髪にキス。
翔「お前のシャンプーも変わんねぇ」
そう 翔君が好きって言ってたから。
A「あたし達 同じ香りね」
翔「……俺 喜ぶとこ？」
頷くと……
翔「りょ〜解！」
唇にチュッとしてくれる。
そして頬を取って おでこくっ付け
ふたりで笑い合う。
……やっと あたし達
こうして素直に ふたりに戻れるのね。
……待ってたよ
ずっとずっと この日が来ることを。
いつでも どんな時も
翔君だけを想ってた。
ずっとずっと 想い続けてきた。
その変わらない あたしを見つめる
優しく甘やかなその眼差しを……
あたしだけを甘やかしてくれる
その優しい手と唇を……。
翔「起きて A……」
ボロボロで翔君の胸に隠れる
あたしを引いてくる。
A「やだ……」
翔「大丈夫」
A「何が？」
翔「……チューしたい。
2年前の続き 超したい」
強引に起こそうとするから
逃げると ふいに離され溜め息……
慌てて見上げた瞬間 ニヤリとして
仰向けに倒され覆い被さる翔君。
ガッチリ頭を抑え込まれ
強引に強く強く 唇を重ねてくる。
強引なキスに身を任せていると
次第に優しい触れるか触れないかの
キスに流れる……。
こんな風にされると
なんだか切ない気分になってしまう。
……次第に熱く甘やかに
唇から体中に心地よさが流れていく。
何も考えられないくらい
翔君でいっぱいなの……。
そして甘いキスの途中……
翔君が 口の中で2回音を鳴らす。
……そしてまた2回。
まるでノックするように……。
ふと目を開くと わずかに離れ
あたしを見つめ出す翔君。
その熱い眼差しから
彼が何を求めているのかを
瞬時に理解した。
あたしは 小さく頷いて目を閉じ
唇を軽く開く……
すると翔君の柔らかく温かい舌が
あたしの舌を絡めとる。
……2年ぶり2度目のディープキス。
正直 照れくさかったけど
少しでも応えたくて……
もっと強く深く繋がりたくて……
必死に彼のリズムに合わせるように
何度も何度も
応えるよう頑張る あたしだった。
- 金 運: ★☆☆☆☆
- 恋愛運: ★★★☆☆
- 健康運: ★★★★★
- 全体運: ★★★☆☆
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あずきいろ
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りん(プロフ) - かおるんさん» いつもありがとうございます★私自身も早く甘いふたりを書きたかったです＊ (2014年1月14日 21時) (
レス) id: dad6bd0f93 (このIDを非表示/違反報告)
かおるん(プロフ) - めちゃ嬉しいです。ふたりに戻れてよかった。更新楽しみにしてます。 (2014年1月12日 17時) (レス) id: eeafce828e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：りん
| 作成日時：2013年10月24日 21時
