264・長く甘いキス ページ14
もうきっと……
スイッチオンしてた俺は
自然と体が動いて
Aの後ろに座り
足の間に小さな Aを入れて
キュッと抱き寄せた。
俺の腕の中で固まる A……
何だか2年前より少しだけ
Aを包みやすいのが
嬉しくて堪らない。
いつも以上に甘いシャンプーの香りに
俺の胸の高まりは最高潮。
翔「……A」
俺は 自然に昔のように呼んでいた。
翔「俺……本当は……」
“ずっとずっと
お前のこと好きだった”
そう言いかけた時 後方から女の声。
驚いて振り向くと 下から
岡と彼女が
ラブラブで上がって来るから
慌てて隣に座る俺。
岡「……よく起きたな」
翔「……奇跡」
挨拶して Aと見送った途端
また Aは くしゃみ3連発。
……何か
超気が抜けた。
翔「……俺らも寝る？」
一瞬 沈黙してから頷き
片付け出す A。
本当はもっともっと一緒にいたい。
お前も そう思ってくれた？
その後
そうっと部屋のドアを開けると
岡達がキスの最中……
固まる Aを引き寄せ
しばしドアの外で待機。
無言で気まずい中 間近からじっと
Aを見下ろしていると
ふと 俺を見上げる
Aの大きな澄んだ目が潤んでいて
狂おしいほど激しい想いが 溢れ出し
Aを強く抱き締めながら
柔らかいその唇に
俺の冷えた唇を重ねていた。
こんな冷たい Aの唇は初めてで
俺の吐息で温めるよう
何度も何度も 包み込み吸い上げた。
久々の長く甘い Aとのキスに
酔いしれていると
いきなり後頭部にドアが当たった。
翔「イテッ！」
岡「わり……お待たせ」
気付いてたんかよ？
A「お休み」
Aは逃げるように入って行った。
岡「もしかしてお邪魔しちった？」
超しまくり……。
翔「うっせえ」
岡「マジ！？」
やべっ……
黙認しちゃったぜ。
岡「脈ありそうじゃね？」
翔「……見える？」
岡「……姫 優しいしな……」
……おい。
岡「お前のマジ見せりゃ大丈夫さ。
ま、見たことないけど」
……こいつ いっちゃんタチ悪。
岡「まさか もう付き合っ」
翔「ねーよ！」
岡「明日にでも決めろや」
翔「うっせ……」
超ニヤニヤされ最悪……。
岡「グッドラック！」
そして親指立てて入ってく岡を
プチ睨みして見送った。
……超疲れたぜ。
即刻 寝落ちしそ。
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りん(プロフ) - かおるんさん» いつもありがとうございます★私自身も早く甘いふたりを書きたかったです＊ (2014年1月14日 21時) (
レス) id: dad6bd0f93 (このIDを非表示/違反報告)
かおるん(プロフ) - めちゃ嬉しいです。ふたりに戻れてよかった。更新楽しみにしてます。 (2014年1月12日 17時) (レス) id: eeafce828e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：りん
| 作成日時：2013年10月24日 21時
