５×LIFE (ページ40)

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ただ・・・ページ40

Aside

A「ぅ・・・ん・・・？」

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真っ先にあたしの目に映ったのは、白い天井。

ここ・・・・・何処？

そんな疑問を抱き、あたしは目だけを動かし辺りを見回す。

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シャァーーー

？「A？起きたか？」

カーテンの開く音と共に聞こえてきた、聞き覚えのある声。

その声の方に目を向けた。

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A「・・・じゅ・・・ん？」

現れたのは潤だった。

潤「大丈夫か？おまえ」

そう声を掛けながら、あたしの元へと近づいてくる。

A「うん・・・・・何とか」

そう言って、ゆっくりと体を起こす。

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A「いっ・・・！」

再び痛みがして、少し頭を抱えた。

潤「だっ・・・大丈夫かっ？」

A「・・・ぅん・・・少し痛みがしただけ。大丈夫だよ」

潤「無理・・・すんなよ？」

A「ぅ・・・うん・・・」

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あれっ？潤ってこんな優しかったっけ？

さっきまであたしを弄り続けた奴とは思えないほど優しい気がする。

あぁ・・・やっと反省したのかな？(笑)

そんな事思い、少し笑みが零れた。

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潤「おまえ・・・・・何笑ってる訳？(汗)」

A「え？だって、やけに優しいなって思って＾＾」

潤「はぁ？いつもそうだろ？」

A「あぁ！さっき散々人を貶しといて何それ！！」

潤「あれぇ～？俺、貶した覚えねぇんだけど(笑)」

そう言って何も無かったかのように笑う潤。

A「もぉー！」

自分も少々キレ気味。

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でも。

優しい行動をしてくれた事には変わりないもんね。

あたし・・・見てたよ？

潤が一生懸命、あたしの事運んでくれたの。

途中で意識が戻った時に見えたんだ。

だからあたし、安心してそのまま又眠ったんだ。

潤が・・・あたしを助けてくれたって。

だから、凄く感謝してるんだから。

A「・・・ありがと。潤」

潤「は？何？(笑)いきなり改まっちゃって」

A「別にぃー、ただお礼言っただけですけどぉ」

潤「何だよそれ」

A「ぇへへ♪・・・本当、ありがと」

ただ、お礼が言いたいだけだよ。

深い意味なんて無い。

ただ、ありがと――――。

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ぎゅっ・・・

A「ぇ・・・？」