44. 変な翔 ページ44
「....ったく★あいつ怒りっぽいとこ、
昔から変わんねぇな(苦笑)
何もめてたの？
.....って、Aっ？！(驚)」
.....涙が。後から後から。
私の意思とは無関係に流れ続けてくる。
突然泣きだした私に。
先輩は最初はあわててたけど。
私の頭ポンポンとしてから。
もう何も言わずに隣でまた
静かに飲み始めた。
「.....ばか......翔の....ばか....ぁ......」
口から出てくるのは。この言葉だけだった。
翔といると。
段々。湧き上がってくる感情を
抑えきれなくなってきている。
こないだから。やっぱり変だよ、翔。
どうしてつっかかってくるの？
私の幸せに。どうしてそんなにこだわるの...？
あんな怖い顔で。切ない顔で。
どうして私のこと見るの？
３人でなんて飲みたくなかった。
先輩と居る時の私なんて見られたくなかった。
なのにいつもと変わらない感じで。
先輩と仲良く話して飲んで。
２人の会話なんて聞きたくなかった。
この場になんていたくなかったよ。
私も。聞き流してしまえばいいのに。
いつもそうだ。それって昔からだよね....
「....初めて見た」
「.....え....？」
少しずつ涙も止まり。
落ちついてきた私に向かって。
静かに先輩が口を開く。
「Aがあんな風にどなる姿。」
「....聞こえてた.....の？....」
「内容まではさすがに遠くて
わからなかったけど。
Aが自分の感情むき出しにするとこ。
初めて見た気がした。」
「ヤ...ヤダ、恥ずかしいな....
翔といると。そうなることが多いんだ、
あの頃も。」
「え？」
「自分でも抑えきれないくらい。
言いたいこと、ポンポンぶつけちゃって。
で。後でどっぷり後悔してばかり
なんだけど。
思い切りぶつかった後は
なぜかすっきりして。
次に顔合わせる時には。
そんな事なかったみたいに
お互いケロッとして。
もとに戻って話してる、みたいな。
.....なんか、思いだしちゃった...」
「......そうか.....」
私の言葉を聞いて。
そう一言だけつぶやいて。
先輩は黙り込んでしまった。
何か考えこんでいるみたいな表情で。
ビールを飲み続けていた。
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かこ(プロフ) - バンビオタさん» コメントありがとうございます（＞＜）翔くんラブの方にこう言っていただけるなんて本当に感激です（＞＜）これからもよろしくお願いします（^^) (2014年1月14日 14時) (
レス) id: b9db3344e7 (このIDを非表示/違反報告)
バンビオタ - 映画見てるみたいでとってもロマンチックでした。私翔君大好きなんで、『なんか知らないうちに恋してた、これからどうなる?』って感じが楽しくて。どっぷりハマっちゃいました。これからも頑張って下さい！応援してます。 (2013年12月30日 1時) (レス) id: 73a55fb939 (このIDを非表示/違反報告)
かこ(プロフ) - 直美ちゃんさん» コメントありがとうございます♪そうなんです、リミットが迫る中、翔ちゃんは想いを伝えられるのか？!結婚は？！最後までどうぞ見守ってあげてください。 (2013年12月23日 20時) (レス) id: b9db3344e7 (このIDを非表示/違反報告)
かこ(プロフ) - 杏さん» こちらにもさっそくありがとうございます。これは私が描いた初めての翔ちゃんロングです。かなりじれったいかと思いますが、どうぞ最後までお付き合いください♪ (2013年12月23日 20時) (レス) id: b9db3344e7 (このIDを非表示/違反報告)
直美ちゃん - 初めまして！とにかくヤバいですねｗｗ主人公ちゃん2カ月後に結婚しちゃう（＞＜）！翔くんがんはれ！って感じですねｗ更新頑張ってください！！ (2013年12月22日 19時) (レス) id: 6b8895dc1f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：かこ
| 作成日時：2013年12月20日 15時
