23. 常連 ＜S side＞ ページ23
Aが連れてきてくれたのは。
会社からほど近い、
行きつけだという昔ながらの焼き鳥屋。
おやっさんとその奥さんが２人で
切り盛りしているこじんまりとしたお店で。
小上がりとテーブル席が３つ程と。
カウンター席があるだけだった。
店に入ると。
一番端のカウンター席に
迷わず進み座るA。
「いらっしゃいっ！お、Aちゃん、
今日はイイ男連れてきたなぁ」
「こんばんは。いつものと生２つ。」
「(笑)どんだけ来てんだよ、A。おやじみてぇだな(笑)」
「悪かったわねっ★ ここは私のオアシスなのっ。
とっておきのお店教えてあげたんだから感謝しなさいよっ
それにここだと誰にも翔だとはバレないだろうし。
ゆっくり飲めるよっ(＾＾)」
俺のこと.....考えてくれて.....
「は、ハイハイっ。で。どれくらい来てるのよ？」
「週１....いや２.....３．かな....いーのっ！ほらほら、座って！」
「プッ(笑)」
笑いながらAの隣に腰かける俺。
すぐムキになるんだよな、Aは。
それが面白くて。かわいらくして。
ついつい上げ足とってしまいたくなる。
そういえば。いつか学食でも。
似た調子で会話したことあったっけ....
熱いおしぼりもらって。
ジャケット脱いでくつろぐA。
俺もネクタイ、ククッとゆるめ。
手を拭いたら絶妙なタイミングで
ジョッキが目の前にドンッと出てきた。
「じゃ。今日はお疲れーー♪」
「乾杯っ」
２人で同時にグイと飲み。
ぷはぁってして笑顔になるA。
そう、その顔。
いっつも最初の一口の後、
そうやって笑うんだよな。
見てて。こっちまで気持ちよくなって。
すげぇ好きだったんだ。
そんなAの顔見てたら。
ほんの少しだけ鼓動が
速くなった気がしたのは。
きっとアルコールのせいもあるのかな。
程なくして。うまそうな焼き鳥が並んだ
皿が差し出されてきた。
「とにかくおいしいから食べてみてよ」
「マジ？じゃ、いただきます....ホントだっ マジうまっ♪」
「でしょ？このおいしさはちょっとやそっとじゃ
人に教えてやんないんだ(笑)」
そんな大事な店に。俺のこと連れてきてくれたの....？
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かこ(プロフ) - バンビオタさん» コメントありがとうございます（＞＜）翔くんラブの方にこう言っていただけるなんて本当に感激です（＞＜）これからもよろしくお願いします（^^) (2014年1月14日 14時) (
レス) id: b9db3344e7 (このIDを非表示/違反報告)
バンビオタ - 映画見てるみたいでとってもロマンチックでした。私翔君大好きなんで、『なんか知らないうちに恋してた、これからどうなる?』って感じが楽しくて。どっぷりハマっちゃいました。これからも頑張って下さい！応援してます。 (2013年12月30日 1時) (レス) id: 73a55fb939 (このIDを非表示/違反報告)
かこ(プロフ) - 直美ちゃんさん» コメントありがとうございます♪そうなんです、リミットが迫る中、翔ちゃんは想いを伝えられるのか？!結婚は？！最後までどうぞ見守ってあげてください。 (2013年12月23日 20時) (レス) id: b9db3344e7 (このIDを非表示/違反報告)
かこ(プロフ) - 杏さん» こちらにもさっそくありがとうございます。これは私が描いた初めての翔ちゃんロングです。かなりじれったいかと思いますが、どうぞ最後までお付き合いください♪ (2013年12月23日 20時) (レス) id: b9db3344e7 (このIDを非表示/違反報告)
直美ちゃん - 初めまして！とにかくヤバいですねｗｗ主人公ちゃん2カ月後に結婚しちゃう（＞＜）！翔くんがんはれ！って感じですねｗ更新頑張ってください！！ (2013年12月22日 19時) (レス) id: 6b8895dc1f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：かこ
| 作成日時：2013年12月20日 15時
