超短編集（25メイン） (ページ16)

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ちょっとだけ＊SJ ページ16

朝いつも通り起きて、ご飯を作ってた

ベーコンを焼いてたら翔くんが起きてきた

潤「おはよう」

翔「おはよう…」

まだ寝ぼけたかんじの声。少し掠れてて、喋り方もいつもより少しゆっくり

潤「ねえ、寝癖ひどいよ」

翔くんを見ると髪がぴょんぴょんしてて…

翔「うるさい…」

いつもはすぐ着替えたりするのに今日なんもしないな

どしたんだろ

潤「着替えは？」

翔「んー…」
なーんかおかしいなあ…

潤「ご飯できたよ？」

翔「ん。」

とことこついてくる翔くん

潤「わっ…」

お皿をテーブルに置いた瞬間俺の体は翔くんの腕の中に収まった

潤「ど、どしたの」

突然の出来事に心臓の音が一気にうるさくなる

翔「…がんばれるかなーと思って」

翔くんの腕の力が少し強くなる

心臓の音がほんとにうるさくて、翔くんに聞こえてないか不安になる

翔「まだこのままでいさせて」

潤「うん…」

翔くんの体のあったかさと腕の逞しさにどきどきは止まらない

翔「ありがと」

翔くんの体が離れると少し寂しいなって思っちゃって
翔くんを見つめると優しく頬にキスしてくれた

潤「そこじゃやだ」

ちょっとだけわがまま言ってみる

翔「はいはい」

呆れた顔をしてキスをしてくれる翔くん

翔「これで満足？」

少し恥ずかしそうに言う翔くん

もう眠気は覚めたかな？