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運動神経の良い翔平がクラスから注目を浴びてる。
輪の真ん中にいるから、幼馴染みなのに遠く感じて話しかけられても冷たく接してしまった。


「…なに?」

翔平が向こうに行ってからずっと向けられている視線。

海「あ、ごめん!…樹って翔平のこと好きなんだなあって思って」

「…は、、?」

脳内空っぽな笑顔のくせに図星をついてきて、誤魔化す言葉がでてこない。

海「…やっぱりか。それだったら、、うん。納得。」

「……なにが、」

海「ほら、初日のやつ。いきなり翔平と肩組んで見せつけてきてさ。取られたくなかったからだったんだな、あれ。」

「っ、お前には関係ないし、……男が好きとか引かねーの?」

海「全然?幼馴染みでずっと好きとか、憧れる。超良くね!?」

「…ふはっ、変なやつ」

海「え…!樹が俺に初めて笑った!!ねえみんな!樹が笑った!」

「うるさい笑、誰も聞いてねーよ」

悪いやつじゃなさそうだし、海青は信じてもいいのかな。

初めて気持ちを打ち明けたからか、心がスッキリした気分だった。



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作成日時:2021年1月24日 11時

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