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仮入部 ページ5




「「「よろしくお願いします!!」」」

彰「部長の山本です、なんかあったら言ってなー、じゃあアップからー」

「「「はい!!」」」

仮入部期間だからダンス部にきた。
もちろん樹も海青も一緒で、3人とも経験がある。


『あ゙ー、ずっと動いてなかったからきっつい!』

彰「そこー、口動かす暇あったら体動かせー」

『すんません!!』

海「ははっ、怒られてやんの笑」

『なんかあの人めっちゃこっち見てくる、、!怖い、、殺されんのかな、、』

そんなことをヒソヒソ話していたら、一緒にアップをしていた樹の顔が少し強ばった、気がした。

『…樹?どうした?』

「……うしろ、俺は知らねーからな」

後ろを振り向くとニコニコした山本先輩。
その笑顔が怖くて鳥肌が立った。

彰「仮入期間から先輩の悪口ですかー?へえ、いい度胸してますねー、顔と名前覚えちゃった、武知、浦川翔平、んで藤原!」

『なんで俺だけフルネーム、、』

なんで俺まで、って顔してる樹には申し訳ないが、俺たちは元々入部するつもりで来たのだ。
なんなら入部届も提出済み。

健「やましょー、その辺にしてあげてー?部員入んなくなっちゃう」

山本先輩みたいに少し小柄な先輩がそういうと、もっとニコニコした笑顔で言い放つ。

彰「大丈夫、こいつらもう入部届提出済だから!…今更辞めるとか言わせねーよ?」

海「こっわ、、、え、、ブラック、、?」

『わっかんねー、、』

「誰だよまじで仮入の前に入部届出した奴」

『こっちも怖い、、、』


今日で俺たちは平和な高校生活に別れを告げた。


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作成日時:2021年1月24日 11時

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