傷だらけな能力者3 (ページ25)

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番外編～和也side～ページ25

追憶13～14の間の話

力が発現してから、俺は人に触れる事をやめた。

言葉と心の不一致さに毎回傷ついてしまうからだ

まぁ、相葉さんと大野さんとヤスは…頭の中がお花畑だから平気なんですけど。

で、そのお花畑メンバーの中にもう1人似たような奴が加わった。

貴方「和くん遊ぼー！」

……こいつ、俺の力の事知ってる筈なのに手を握ってくる。

和「離せ馬鹿、心の中読まれるぞ！」

貴方「…別に困らないよ？」

Aは何故かニコリと笑う。

貴方「和くんは、優しいね！」

和「はぁ？どこが？」

貴方「だって心を読まれて私が困るんじゃないかって心配してくれたでしょう？和くんが傷付く事よりも先に私の事を心配してくれたから！」

和「……お前ってほんと…」

俺は言葉を変えた。

和「…Aって馬鹿なんだな。」

貴方「A馬鹿じゃないもん！」

和「………！」

貴方『和くんに名前呼んで貰えた！』

Aの心の声が聞こえた。