５ ページ5
A side
翔ちゃんの突然の嘔吐に、室内が騒然となった。
ほんと、いきなりだったんだよね。
あまりに急すぎて、一瞬、何が起きたのかよくわからなかったもん。
和「翔ちゃん大丈夫…！？」
隣を見ると、俺があわあわしてる間にもうニノが素早く飛んできて翔ちゃんの背中をさすっていた。
翔「はぁ…っはぁ……っ……けほっ…けほけほっ…！」
智「翔くんまだ吐きそう？」
翔ちゃんがコクリとうなずくと、リーダーが目の前に袋を広げて置いた。
智「はいっ、大丈夫だよ翔くん」
翔「…うっ…けほけほっ……おぇぇ…っ…！」
゛ゲボゲボッ…ビチャッ……！゛
智「あぁ…辛いねぇ…」
目から大粒の涙を流し、苦しそうに嘔吐する翔ちゃん。
かわいそうに…打ち合わせ中もずっと体調悪かったんだろうね…
そりゃ集中できるはずないよ…
雅「翔ちゃぁん…」
和「あっ相葉さん、そこのティッシュ取ってもらえます？」
雅「ん？…あぁっ、はいっ！」
おろおろしながら見ているだけの俺とは対照的に、ニノとリーダーは常に的確に動いている。
二人ともすげぇな…
和「翔ちゃん、他にどこが辛い？」
翔「…っ…あたま…いたぃ……ふぇぇ…っ…」
和「あーそっかそっか、頭痛酷くなっちゃったか…ごめんねぇ…気付いてあげられなくて…」
翔「ぐすっ…言えなくて……ごめっ…なさい……ひっく…」
雅「ううん、翔ちゃんは悪くないよ？」
智「そうだよ^^さっきみたいな状況じゃ仕方ないよ。たぶんおいらだって言えなかっただろうし…だからもう泣かないで？苦しくなっちゃうよ？」
…と、こうしてみんながみんな翔ちゃんに付きっきりになってしまっている間…俺らは後ろにいるもう一人の大切な仲間の異変に気付く事が出来なかったんだ…。
潤「…うわぁぁぁぁーっ！！」
声がした時にはもう遅かった。
雅「ま…松潤…！？」
俺らが振り向くと、そこには頭を抱えてしゃがみ込む松潤の姿。
潤「はぁ…っはぁ…はぁ……っ…！」
明らかに呼吸がおかしい。
和「潤くん！大丈夫だから、落ち着いて？」
しかし…
潤「………っ…！」
パニックを起こした松潤は、わぁーっと泣きながら部屋を飛び出してしまったんだ…。
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 161人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を含むプレイリスト 
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
ちゅう(プロフ) - 萌愛（甘楽love）☆ニアさん» ニアさんありがとう！頑張ります♪ (2014年11月27日 21時) (携帯から) (
レス) id: 09bab4301f (このIDを非表示/違反報告)
萌愛（甘楽love）☆ニア(プロフ) - 新しいお話っ！楽しみにしてまーす！！＾＾ (2014年11月27日 20時) (レス) id: dcbd8f3afa (このIDを非表示/違反報告)
ちゅう(プロフ) - 萌愛（甘楽）loveさん» ニアさん、いつもありがとう(*^^*)やっと完結しました！ニアさんのお話も更新されましたね！見てますよ^^お互い楽しく頑張りましょう♪ (2014年11月22日 7時) (携帯から) (レス) id: 09bab4301f (このIDを非表示/違反報告)
萌愛（甘楽）love(プロフ) - あぁっ！すみません、ニアです！名前かえました！ (2014年11月21日 22時) (レス) id: dcbd8f3afa (このIDを非表示/違反報告)
萌愛（甘楽）love(プロフ) - どうも！完結おめでとう！翔ちゃんも潤くんも可愛かったぁ＾＾ 次のお話楽しみにしてます！…私もそろそろ更新します(笑)お互いがんばりましょうね！！ (2014年11月21日 22時) (レス) id: dcbd8f3afa (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：ちゅう | 作成日時：2014年9月12日 21時
