１０ ページ10
M side
智「だから翔くんもニノも、もう自分を責めちゃだめ。わかった？」
翔「はいっ^^」
和「……ぐすっ…しょーちゃんっ…」
ニノはみんなの言葉に安心したのか、とうとうこらえ切れず翔くんの胸の中で泣き出した。
翔「よしよし、ニノー泣かなくていいんだよー？」
翔くんがニノをしっかりと抱きしめ、その背中をトントンして落ち着かせている。
潤「ところでニノ、病院どうだった？」
雅「うん、結果的に疲れと寝不足からくる一時的な貧血だろうって。横になって起きたらすっかり治っちゃったみたいだし、念のため採血して診てもらったけど異常ないみたい。」
潤「そっか、よかったね。」
雅「ただ…今まで本人も気付かないうちにだいぶ無理してたみたいだから、少し休ませてあげて下さいって。だから翔ちゃんの分と一緒にマネージャーに頼んでスケジュール調整してもらってる。あっそうだ！栄養剤のお薬ももらってきたよ。」
潤「ありがとね、いろいろ助かった。」
やっぱ相葉くんってさ、ニノの事となると誰よりも頼もしいよね。
そしてリーダーも。
智「こらぁ〜いつまでも泣いてる子はぁおいらが食っちまうぞぉ〜？」
翔「ははは！(笑)鬼だ！鬼が来たぞ！(笑)」
和「ふふふっ…！(笑)んもぅ何なんですかやめて下さいよぉー」
これには泣いていたニノも思わず吹き出し、顔を上げゴシゴシと服の袖口で涙を拭う。
潤「ほら、ティッシュで拭きな？(笑)」
雅「リーダーに食べられちゃうからね(笑)」
今日はやたらと自ら率先してふざけ役を買って出てるけど、これもリーダーなりの秘策なんだろうね。
まず、ニノが来る前までずっと泣いてばかりだった翔くんのハートをがっちり掴み、いつもの笑顔を引き出してくれて…
今思えば、これって翔くんを元気付けると同時に、みんなでニノを暖かく迎えるための準備でもあったんだなぁって。
やっぱりさ、普段何も考えていないようで実はもの凄くいろんな事考えてくれてるんだよ。
…いや、本当に何も考えてなくて全部素でやってる可能性もなくはないけど、それはそれで天才じゃん(笑)
だから、どちらにせよこの人はうちのグループのリーダーなんだなぁ…って、久々に強く感じた出来事だったよね。
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 527人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を含むプレイリスト 
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
ちゅう(プロフ) - 悠さん» 悠さん、ありがとうございます！！コメントすごく励みになります(*^^*)頑張ります♪ (2018年4月21日 21時) (携帯から) (
レス) id: 09bab4301f (このIDを非表示/違反報告)
悠 - 移行おめでとうございます(￣∇￣ﾉﾉ"ﾊﾟﾁﾊﾟﾁﾊﾟﾁ!! これからも投稿を楽しむに待ってます(^_^) (2018年4月21日 20時) (レス) id: 25fb8acde4 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：ちゅう | 作成日時：2018年4月21日 16時
