１８° ページ19
大学に来る格好？って言いたくなるような、ピンクのハイヒールに白いロングコート。
高校の時の翔先輩なら、嫌がるタイプなはずなのに…
“翔さん、拒まないし、追わないから。”
頭では分かってたはずなのに、分かってなかった。
ギュッて握りしめた手に鍵が刺さって痛い。
ギュ〜ってなる胸が痛い。
？｢んあれ？A。何突っ立ってんの？｣
うわ…今会いたくなかった。
後ろからニョキって出てきた人物。
｢なによ二宮くん｣
和｢何って言いたいのはこっち…って、あぁ〜なーるーほーどーねー？｣
ほらほらほら、二宮くん勝手に人の心読んで当てちゃうもんだから。
好きなのもバレたら困るし、
だって面倒臭い絡み方するんだもん。
和｢A慣れてないもんね〜？あの光景｣
｢……二宮くんお願いこれ渡してきて｣
鍵をハイって押し付けようとしたらヒョイっと避けられた。
器用なもんだ。ホント
和｢しょーーちゃーん！｣
｢はぁ！？ちょ、何呼んでんのよ！｣
和｢朝のお・か・え・し｣
おかえしって…うざぁって呟いたやつ！？
まだ根に持ってたの！？
翔｢なに？ニノ｣
和｢Aが話あるって〜｣
｢なっ！｣
じゃあふぁいと♡って手で指ハートを作ったドS。
今週のハンバーグに唐辛子入れてやる。
｢ちょ、二宮くん!!｣
ふざけんな！なんて心の声は届かず去ってく二宮くんと
女の人の手を振り払ってこっちに来た翔先輩
いや、ちょ、本当に二宮くん何してくれてんの!?
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作者名：ハチミツ
| 作者ホームページ：http://uranai.nosv.org/u.php/hp/hachilover01/
作成日時：2021年1月15日 22時
