極道彼氏。

22、親友 ページ47

葵蘭「おっす！久々〜」




「葵蘭〜♡」




胸まで伸びた金髪をウェーブさせて、クロップドTシャツにショートパンツ、チラッと見えるおへそにはへそピ…というなんかいかにもな雰囲気の彼女は、




私の大親友・葵蘭(きらら)です。





キラキラやな、って思ったでしょ。
彼女、元ヤンなんだけど、凄くノリがいいし意外と趣味合うしもう最高なの！





派手な見た目とは裏腹に、頭も良くて…





葵蘭「で？そのヤクザ彼氏とは上手く行ってんの？」




啓司さんの正体も知ってる唯一の友人





「おかげさまで♡」





葵蘭「良かった、幸せそうで。バイト三昧であんまり話せなかったからさぁ」





2人で講義室まで歩く





葵蘭「あ、ねえ、バ先の医学部生が言ってたんだけど、展示室の見学今週末にあるらしいよ！参加自由だって！どう？」




「え！展示室入れるの？！行きたい！！！！」




2人とも法学部なんだけど、この前医療訴訟の講義を受けてからずっと解剖生理に興味があって




医学部棟の展示室にホルマリン固定された臓器とか胎児とかの標本が展示されてるって聞いて、ずっと行きたいと思ってた




葵蘭「しかも教授の解説付き！行くっきゃない」





「いぇい！」

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