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啓司「ここ、座って」




啓司さんに言われた場所は、組長さんの隣の隣




組長さんの隣には啓司さん、啓司さんの隣に私、私の隣は私たちより少し遅れて入ってきた長身の厳つい人




ってかここにいる全員厳ついし怖い




五十嵐「全員揃ったな、




今日は啓司の彼女も来てくれたし、仲良くしてやってくれ」




「「うっす」」




うわ、迫力すごい…




五十嵐「じゃ、乾杯!」




「「乾杯!!」」




良平「Aちゃん、だっけ?」




隣の人に声をかけられる




「はいっ…よろしくお願いします」




良平「ははっ、緊張しすぎ笑笑




俺、黒澤良平。よろしく」




「よろしくお願いします…」




啓司「良平は、俺の幼なじみで分家の黒澤会会長」




会長?!そんな偉い人より上座に座って私大丈夫?!




良平「大丈夫大丈夫!Aちゃんは本家若頭の彼女なんだから」





私の心を読んだかのような返事に呆気にとられていると…




五十嵐「おーいAちゃん!ちょっと一緒に飲もうよ」




啓司「行ってこい」




「は、はい!」




緊張しながら組長さんの隣に座る




「あの…お酌させていただいてもよろしいですか?」




五十嵐「してくれるの?嬉しい」




手の震えを抑えてなんとか組長さんのお猪口にお酒を注ぐ




五十嵐「くぁーっ!可愛い子に酌してもらうと酒が美味くなるなぁ」




彼氏の上司ってどう接するのが正解?っていうより、上司みたいな扱いでいいの?それとももっとお作法とか決まってる?




五十嵐「Aちゃんは出来た子だね」




「え、」




五十嵐「空気が読めるっていうか。初めて踏み込んだ世界で、思い込みだけで行動しないとことか、良いと思うよ」




さっきまで少しおちゃらけてたのに、穏やかにでも上に立つ者の顔で組長さんが言う




五十嵐「正直、こっちの世界はカタギの世界より上下関係に厳しい。だからまぁ上司と部下って言えなくもないけど、俺たちは家族でもある。信頼関係があって、血縁はなくても絆があんだよ」




「…それは、感じます。まだ皆さんとお話はしていないけど、ここにいる人たちの暖かさはそういう関係性なんだなぁと…」




五十嵐「ホントにいい子だね。会えてよかったよ」




それから日付を跨ぐ頃まで宴会は続いた

20、大人の色気→←19、面通し



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KaYo(プロフ) - ユキさん» こんにちは!読んでいただきありがとうございます♪更新まちまちですが是非楽しんでいただけたら嬉しいです!! (2020年7月19日 16時) (レス) id: 9b12c777cc (このIDを非表示/違反報告)
ユキ(プロフ) - こんにちはEXILETRIBEストーリー大好きです(///ω///)♪ (2020年7月19日 13時) (レス) id: 7bd6b3fcc4 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:KaYo | 作成日時:2020年6月30日 14時

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