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次の日、私と啓司さんは将吉さんの運転で近くの浴衣屋さんに来ていた
ちょっと古びた外観のお店で、中にはものすごい数の浴衣
啓司「すげー数だな笑 ゆっくり決めていいからな」
「あんまりお待たせしないように頑張ります!」
啓司さんは笑って許してくれるかもしれないけど、将吉さんはきっと、私なんかに待たされるのをすごく嫌がると思う
啓司「なぁ、こんなのどう?」
啓司さんが持ってきたのはグレー地に薄いストライプの入った浴衣
「似合います!すごく!」
啓司「じゃ、これにしよ〜^ ^」
え、啓司さん決まるの早すぎるっ!!
と、焦っていると目に入った大正レトロっぽい柄の浴衣
白地に大きな花がいくつも描かれていて、子どもっぽくもなく老けても見えない素敵なデザインだった
啓司「気に入ったのあったか?」
「…これ、可愛い」
啓司「似合いそぉ〜…試着させてもらえよ」
お店の人に手伝ってもらって試着する
啓司「やっぱ似合うじゃん!すいません、これも買います。」
店員「かしこまりました。」
「や、啓司さん!自分で払います!」
啓司「俺からのプレゼントだ」
優しく微笑まれて、あっという間に私の手には袋に入った浴衣
「ありがとうございます」
啓司「俺らの売り上げがかかってるからな〜なんてな笑」
「それなら、私を売り子にするのはやめた方が…」
啓司「何言ってんの。俺の女よ?ホントは誰にも見せたくねぇくらい可愛いっつーの。」
伸びてきた啓司さんの手が私の頭を優しく撫でる
「…っ///」
毎年五十嵐組の屋台は人気らしい
それ、絶対組員がイケメンばっかりだからだよね?
浴衣姿のみんなを見るのが少し楽しみになった
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KaYo(プロフ) - ユキさん» こんにちは!読んでいただきありがとうございます♪更新まちまちですが是非楽しんでいただけたら嬉しいです!! (2020年7月19日 16時) (レス) id: 9b12c777cc (このIDを非表示/違反報告)
ユキ(プロフ) - こんにちはEXILETRIBEストーリー大好きです(///ω///)♪ (2020年7月19日 13時) (レス) id: 7bd6b3fcc4 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:KaYo | 作成日時:2020年6月30日 14時