極道彼氏。

12、仲直り ページ28

啓司「…悪かった…」





私が恐る恐る啓司さんの背中に腕を回すと、更に力を込めて抱きしめられた






啓司「俺、ホントにこんなに好きなのお前だけだから。」






「…私、啓司さんの彼女…でいいんですか？」






啓司「俺の彼女はお前がいい」






「…っ///泣」





ケンチ「良かったじゃん？口下手なヤツだけど、仲良くしてやってよ」






そう言って、寺辻さんは優しく頭を撫でてくれたんだけど、






啓司「気安く触ってんじゃねぇ」






啓司さんが凄い勢いで振り払った笑





哲也「ちゃんと仲直りできたの〜？」





ケンチ「哲ちゃんじゃーん！何でもっと早く来ねーの！」





哲也「だって俺基本的に喧嘩とか嫌いだもん。もう話し合い終わったかな〜と思って」





相変わらず爽やかな笑顔で登場した哲也さん





目が合うと優しく微笑んでくれて、





哲也「Aちゃん、優しいから気遣っちゃうかもしれないけど、不安な時は啓司にぶつけていいんだからね？啓司だけじゃなくて俺も数原も、相談乗るから」





「…ありがとうございます…」




寺辻さんにお礼を言って、3人で車に戻ると





龍友「おかえりなさい、Aちゃん」





数原さんが笑顔で迎えてくれた。





啓司「…A」





「はい」





無言で手を繋がれて、無言で見つめ合う





哲也「おーい！数原が興奮すっから車ん中でイチャイチャすんな〜！！」





龍友「え、僕っすか？笑笑」





哲也さんと数原さんのやりとりを聞いて笑った私を見て、啓司さんも優しく微笑んでくれた




啓司さんのお家に戻って、2人きりになると





啓司「…お前がいなくなると思ったら、頭真っ白になった」





と言って抱きしめてくれた





啓司「俺はお前を大事にしたい…そのことで不安にさせてるんだったら…」





「…大丈夫です…信じます、啓司さんのこと」





啓司「…っ///」





お耳まで真っ赤になった啓司さんが可愛くて、顔を覗き込めば





啓司「…見んなよ…っ///」





怒られました笑笑

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