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1度箸を置いて、改まった感じで話し始める康二は少しだけ微笑んでいた。
俺もそれに習って箸置きに箸を置く。
kj「阿部ちゃんは阿部ちゃんで、頭良いから物事めっちゃ考えちゃう人で、そのせいで周りから少しだけ浮いとった。
さっくんは今では家族とまた暮らせてるけど、やっぱ心のどこかではまたバラバラになるんちゃうかなって、思ってる。でもな？そんな2人には今、阿部ちゃんと佐久間っていう居場所が出来た」
ぽつりぽつりと話し始めた康二の目には、少しずつ涙が溜まっていく。
俺はそっと、机の上に置かれた康二の左手を握った。
kj「しょったとダテも、やっと最近ダテの事が好きなんやって気づけたしょったは、自分の中に渦巻いてた蟠りを取り除けたわけやし。
ずっと好きやったしょったへの気持ちを我慢しないと我慢ないと、ってしてたダテも、今はその気持ちを抑えんくても良くなった。
それだけてま、翔太と涼太ならではの関係は今までよりも色濃くなってる」
深く深呼吸をして、康二は俺に握られた左手に力を込めた。
kj「ふっかさんと照にぃは、きっと今頃思い出話でもして笑ってるはずや。ふっか、照って。昔と変わらず呼びあってるんちゃうかな。もしかしたら、いつかほんまにラウールと親子みたいに暮らしそうやし」
そう言って、何を妄想したのか嬉しそうに笑う彼の頬には、一雫だけ流れていた。
mm「それぞれが、良い関係になってるよね」
kj「うん、それもこれも全部、めめが来てからや」
mm「え？」
kj「めめと俺が出会って、それこそ最初は照にぃ達みたいに絡まれてるなぁと思って声掛けただけやったけど、そっからどんどん関係が繋がっていって、気づいたらな？皆が幸せになってた。俺な、ほんまに感謝してんねん！」
ニコって笑うその顔に、また俺はドキッとして、顔が熱くなって、君に堕ちる。
kj「皆が笑ってんねん。それが嬉しくて嬉しくて」
mm「俺はさ、康二に幸せを貰ってるよ」
kj「……俺に？」
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しゃけちゃん(プロフ) - めっっちゃ好きです！！！めめこじのお話ももちろん面白くてかわいくてきなんですが、このお話のあべさくさんがほんとに好きで！！！途中はどうなるかと思いましたが、最後に2人幸せになることが出来てうれしいです、、、。改めて完結お疲れ様でした！！ (2020年5月8日 0時) (
レス) id: e1e18d5b19 (このIDを非表示/違反報告)
み(名前)(プロフ) - 佐久間と阿部ちゃんは幸せになりますよね？ (2020年5月6日 22時) (レス) id: 5d7aa8d35f (このIDを非表示/違反報告)
花(プロフ) - ミカンさん» ありがとうございます！今後の事、書きますね^^* (2020年4月29日 7時) (レス) id: 3efdfc6162 (このIDを非表示/違反報告)
ミカン(プロフ) - いつも楽しく拝見させてもらってます！とてもいいお話でした！その後のみんなが気になるので、気が向いたら書くのお願いしますm(*_ _)mとりあえず完結?お疲れ様でした(*´ω｀*) (2020年4月28日 0時) (レス) id: 7cc2f824b5 (このIDを非表示/違反報告)
花(プロフ) - 淡雪さん» コメントありがとうございます^^*そうだったんですね。私の家が豚だったのでてっきり関西が豚かと…訂正します^^* (2020年4月14日 18時) (レス) id: 3efdfc6162 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：花
| 作成日時：2020年3月19日 8時
