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事情を知らなかったとはいえ、感傷に浸っていた彼に声を掛けまくった事は今でも申し訳なく思ってる。
でもその頃の俺らはそんなこと知らんから、酷なことにガンガン声を掛けまくった。
それからは同じように話しかけて一日中無視されるだけでその日が終わったり、隠れんぼしてるみたいに見つからなくて、一日中2人で探し回った日だってあった。
それが何日か続いたある日、みっちーが高熱を出して寝込む日があったんよ。
俺は先生達と一緒に看病してて、他の事なんか気にしてられへんくらいみっちーにつきっきりになってた。
ほんまにその時のみっちーは苦しそうやってん。
そんな時、苦しそうに眠るみっちーを見てる事しか出来ひんかった俺の所に、さっくんが来てくれてん。
sk「お昼ご飯のデザート、みかんゼリーだから食べれそうなら俺の分もあげる。あと、これお前の分」
って言って、俺のお昼ご飯と自分の分のデザートを部屋の入口に置いてくれた。
ありがとう！って返したら、黙ってどっか行かれちゃったんやけどな。
でもやっぱり俺とみっちーが思ってた通り、さっくんは悪い人じゃなかった。
次の日、無事にみっちーの体調が良くなると、今度はさっくんの方から声をかけてきてくれてん。
とは言っても、俺らからちょっと離れた所で独り言みたいに呟いてたんやけどね。
sk「お前らはなんでここにいんの」
kj「んー？俺は家族死んじゃってん」
道枝「僕は母さん死んじゃって、父さんとは連絡つかへんからかな」
その頃の俺らはお互いがいればそれで良かったから、家族の事なんてもう割り切っていて、それを惜しげも無く何だったら元気よく言った。
もしかしたら、少し離れた所にいるさっくんにちゃんと聞こえるようにって、声張ってたんかも。
俺らは顔を見合わせて、でも楽しいもんなー！なんて笑っていると、突然頭を撫でられた。
驚いて顔を上げると、さっくんが涙を流しながら俺らの髪をぐしゃぐしゃにしていて。
kj「髪の毛握ったまんま撫でたら俺のサラサラの髪の毛がぐしゃぐしゃになんで！」
道枝「……佐久間君は？」
sk「え…」
道枝「佐久間君って言うんやんな？先生達がそう呼んでた！」
kj「そうなん？じゃあさっくんやな！」
道枝「こーじくんネーミングセンスええな！」
kj「やろー？」
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しゃけちゃん(プロフ) - めっっちゃ好きです！！！めめこじのお話ももちろん面白くてかわいくてきなんですが、このお話のあべさくさんがほんとに好きで！！！途中はどうなるかと思いましたが、最後に2人幸せになることが出来てうれしいです、、、。改めて完結お疲れ様でした！！ (2020年5月8日 0時) (
レス) id: e1e18d5b19 (このIDを非表示/違反報告)
み(名前)(プロフ) - 佐久間と阿部ちゃんは幸せになりますよね？ (2020年5月6日 22時) (レス) id: 5d7aa8d35f (このIDを非表示/違反報告)
花(プロフ) - ミカンさん» ありがとうございます！今後の事、書きますね^^* (2020年4月29日 7時) (レス) id: 3efdfc6162 (このIDを非表示/違反報告)
ミカン(プロフ) - いつも楽しく拝見させてもらってます！とてもいいお話でした！その後のみんなが気になるので、気が向いたら書くのお願いしますm(*_ _)mとりあえず完結?お疲れ様でした(*´ω｀*) (2020年4月28日 0時) (レス) id: 7cc2f824b5 (このIDを非表示/違反報告)
花(プロフ) - 淡雪さん» コメントありがとうございます^^*そうだったんですね。私の家が豚だったのでてっきり関西が豚かと…訂正します^^* (2020年4月14日 18時) (レス) id: 3efdfc6162 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：花
| 作成日時：2020年3月19日 8時
