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fk「ほら康二、もう泣きやめって。笑えよ。お前には笑顔が似合うんだから…な?」
kj「…ふっかさん、…でも俺は、…」
fk「なに、まだなんか言うつもり?一生分のごめんなさいはもう聞きましたー!もういりましぇーん」
そう言っておちゃらけるように康二から離れると、康二は俺の顔を見て少し微笑んだ。
そうそう、それだよ。
kj「んふ、ふふ…」
sk「あー!笑ったー!!」
iw「ふっかのくだらねぇネタで笑えるんならこれから安心だな」
fk「おい、どういう意味だ!」
みんなが少しだけ離れて、だけど康二からは目を離さずに笑う。
これだよ。
2人足りてないけど、こうやって皆でまた笑い合いたかったんだ。
翔太と阿部ちゃんも合流出来たら、今度こそやり直す。
「良かったな、康二」
kj「龍太君…ありがとうございました……!」
その時、佐久間のスマホが鳴った。
佐久間はメールはしょっちゅう来てるけど、電話は誰からもかかってこないんだよねーなんておどけて言ってたぐらいだから、鳴った途端佐久間が本気でビックリしてる。
とりあえず出ろよって促すと、少し気まずそうにしながらスマホを開いた。
sk「ありゃ…阿部ちゃん?もしもし、佐久間だよー」
ab《…さ、くま…たす…け、》
sk「阿部ちゃん?阿部ちゃん!阿部ちゃん!!返事して!ねぇ!……切れた」
その声だけでただならぬ空気を感じる。
iw「佐久間、何があった」
sk「わかんない。でも、どうしよう!阿部ちゃんが助けて…って!」
ru「阿部ちゃんが?」
dt「…もしかして、翔太も」
iw「ふっか、翔太と阿部はどこ?」
全員の顔に焦りが浮かぶ。
最悪の状況だけは避けたい。
fk「えと…確か、阿部ちゃんの大学にいるはずだけど」
sk「照、車回して!阿部ちゃん達が…」
iw「分かった」
そう言って部屋を出ようとする俺達の腕を掴んだのは、康二だった。
kj「俺も…行っていいですか?」
fk「康二…」
kj「もしなんかあった時に、力になれると思います。この能力は皆のためにあります」
iw「分かった。一緒に行こう」
「康二、気をつけてな?」
kj「うん!絶対帰ってくるから」
会話に一段落が着くと、俺達はタワーマンションを後にした。
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花(プロフ) - 星さん» また、最後には本来は良い人だった、という最終点を用意した事で、少しでも緩和されるようにと思いこの役に5人を入れました。少しネタバレになる発言ではございますが、嵐さんのお名前をお借りした理由を適切にお伝えするために失礼致します。 (2020年8月24日 22時) (レス) id: 3efdfc6162 (このIDを非表示/違反報告)
花(プロフ) - 星さん» 貴重なご感想ありがとうございます。私も嵐担とスノ担の掛け持ちです。私は嵐さんメインのお話が書けない為、どこかで書きたいと思っており、今回の様になりました。不快な気持ちにさせてしまったこと、大変申し訳ございません (2020年8月24日 22時) (レス) id: 3efdfc6162 (このIDを非表示/違反報告)
星 - ストーリーが好きなだけに本当に残念です。長文失礼しました。 (2020年8月24日 21時) (レス) id: f4d89dd0be (このIDを非表示/違反報告)
星 - スノ担の中には、嵐担と掛け持ちしている人も多くいます。その人たちの気持ちは考えなかったのでしょうか?そもそもこの悪役が嵐である必要性が全くわかりません。作品に他グルの名前を出すのなら、最初に注意書きをするのがマナーだと思います。悪役なら尚更。 (2020年8月24日 21時) (レス) id: f4d89dd0be (このIDを非表示/違反報告)
星 - 初めまして、いつも楽しく作品拝読しております。この作品は大変面白いと思いますが、なぜ悪役に嵐の名前を使ったのでしょうか。普通の登場人物ならまだしも悪役で。はっきり言いますが、嵐担からすると非常に不愉快です。 (2020年8月24日 21時) (レス) id: f4d89dd0be (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:花 | 作成日時:2020年5月14日 9時