Escape World 2

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sk「あー！！Ｎｏ．7だ！！！」



家に着くなり叫んで照に飛びついたのは勿論佐久間。


照は動揺が顔に出ていないとはいえ、目が助けろと訴えていた。



mm「ほんとだ」

dt「おかえり。上手くいったんだね」

nb「ただいまー」

iw「なんというか、Ｎｏ．2以外はあんまり変わってないな」



佐久間を引き剥がして一緒にリビングに入ると、静かに後ろを着いてきた照は、また笑った。



ab「阿部ね、阿部亮平」

iw「阿部」



独特すぎる会話に思わず吹き出すと、今度は俺に抱きついていた佐久間がなになにー？面白いー？なんて言ってジタバタした。


痛いし、引っ付かれんのも嫌だからソファに投げ出すと、いた！バケモノ！怪物！と散々罵られる。



fk「お前俺の事嫌いなん？」

sk「え？だいすき」



それもそれでどうなんだ。



dt「じゃあ5人はご飯にしよう。もう出来てるから」

iw「え、ご飯作れんの？」

dt「この中で唯一だけど。あ、先に自己紹介でもする？」



落ち着きも大人な対応も気遣いも、この人は本当に同い年かと思わされるそれに照は逆にたじろいでいた。


阿部ちゃんとラウール、翔太、俺、そして照が床に置かれた机の前に半円を書くように座ると、後ろから舘さんが料理を持って出てきた。



iw「……お願いします」

sk「ハイハイハイ！まず俺ね？佐久間大介でありまーす！」

iw「……Ｎｏ．3ってこんなにうるさかった？」

ab「通常運転」



はあ、なるほど。って苦笑い。


ご飯を食べながら照を見ていると、突然翔太に小突かれて、お前見すぎと笑われた。



mm「目黒蓮です。ご無沙汰してます」

ru「めめって呼んでるよ！」

mm「お前だけな」

nb「渡辺翔太」

fk「ツンツンしてるけど、あだ名しょっぴーな」

nb「余計だわ」



そんな翔太に仕返しを、と思ってそう言うと、今度は後ろから殴られた。


結構な音と痛みが生じて頭を抱えると、今度はふふっという笑い声が聞こえる。


こんな気品に溢れた笑い方をするのは1人しかいない。



dt「宮舘涼太です。みんなからは舘さんって呼ばれてるけど、佐久間だけは…」

sk「国王！」

dt「まあ…そんな感じ」

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