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ついでに今日はラウールも来るし。
ふっかはそう言った。
ラウールか、そういえば最近は見ていなかった気がする。
まあ俺自身忙しくて社内の様子をあまり見れてなかったのもあるけど。
kj「あ、阿部さん！」
そう呼ばれ振り返ると、そこには向井君と…確か、新入社員の目黒君。
向井君はあの時と変わらない人懐っこさというか、子犬感をそのままに俺に近づいてきた。
ab「ふふ、向井君久しぶり」
kj「お久しぶりです！……阿部さんのお陰で、色んなことが良い方向に進みました」
ab「そっか」
後ろから向井君の腕を引いて、あっち座ろうと言った目黒君。
色んなことって所が引っかかるけど、どうやら彼らは上手くいったらしい。
ただ少し、目黒君の目が俺を睨んでいるように見えて背筋が凍りかけたけどね。
fk「あいつらも付き合ってんの。あとはお前らだな」
ab「あれ、渡辺君達は？」
そう聞けば声にならない声を出しながらふっかは悩み始めた。
話によると、どうやら前のような壁やいざこざは無くなったのだという。
が、次の問題が浮上している、と。
fk「なんか、拗らせすぎたみたいで…仲直りしたっぽいのに未だに付き合ってはないんだよ。あれ絶対お互い好きじゃん？なんでだろーねー」
確かにそれは変な話だ。
もし舘さんが一匹狼と化していた渡辺君を懐柔出来たのなら、今頃カップル成立になっていてもおかしくはないだろう。
こればかりは少し思うところがあるな、と腕を組んで考え始めると、それはふっかに解かれた。
fk「ま、2人の仲のこと今日は忘れようぜ。とりあえずめめこじは付き合えたんだしさ」
ab「めめこじ？あー…そうだね、いわふかも夫婦円満だし」
俺達の事はいーんだよ！なんて笑うふっか。
知ってた？
俺がいつでも頼りにしてるのはふっかなんだよ。
あの頃だって、全てが終わりそうだった時に俺の首の皮を1枚繋げてくれたのは、ふっかだったんだから。
ふっかは俺に色んなものをくれる。
挫折に友情、強さも愛情も。
これでも尊敬してるんだよ。
…これ以上俺だけが燻っている訳にもいかない。
そろそろ…行動を起こさなきゃ。
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花(プロフ) - 主さん» ありがとうございます^^*次はいわふかです、是非ご愛読頂けると嬉しいです！ (2020年8月24日 7時) (
レス) id: 3efdfc6162 (このIDを非表示/違反報告)
主(プロフ) - さくあべ完結おめでとうございます！！ゆり組もいわふかも楽しみにしています(*'▽')更新楽しみにしております、頑張ってください！！ (2020年8月23日 17時) (レス) id: fe76b4d331 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：花
| 作成日時：2020年8月5日 6時
