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sk side
そう言えば、まだ阿部ちゃんに話していないことがある。
確かに俺はコネ入り入社だ。
そんでもって、平凡並の商品しか作れない男。
けど、ある日先輩の舘さんに言われたんだ。
その平凡過ぎる商品は、他の人の手によって一気に非凡へと変わる。
そんなわけない、そう思ってた。
だけどそれを覆してくれたのは他でもない、阿部ちゃんだったんだよ。
ab『マーケティング部の阿部と言います！こちらへどうぞ！』
あの時の出会いが、俺を変えてくれた。
元々俺の商品を担当していた人達の売り方は空振り、ほとんど生産もされず消えていった。
けどある日、阿部ちゃんが俺の商品を担当してくれることになる。
嬉しくて嬉しくて、阿部ちゃんはどうやって売り出してくれるんだろう、なんて夜も眠れない程だった。
発売されることになったその商品、それは瞬く間にトレンドになり、通販も店舗も完売。
正直いって、阿部ちゃんの実力を痛感した。
悔しかったけど、それよりも尊敬の感情に溢れて、俺の作品は輝けるんだと実感。
元々俺が作った物とは多少異なる、けどそんなことはどうでも良かった。
阿部ちゃんとなら、俺は商品を作れるんだ。
でも少し、何故リメイクしてから商品を売り出したのかが気になった。
俺は阿部ちゃんの元へと向かい、聞いてみることに。
本当は、上に通らなかったから変えちゃったごめん！とか、言うの忘れてた！本当にごめん…くらいの返事をくれると思ってたんだ。
ab『俺は売れる商品を作らなきゃいけない。……そのためなら、何だってする』
ab『売れたんだから良いでしょ。佐久間だって、賞の1つくらい取れたでしょ？』
それは、本当に阿部ちゃんなのかと疑う程の言葉だった。
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花(プロフ) - 主さん» ありがとうございます^^*次はいわふかです、是非ご愛読頂けると嬉しいです！ (2020年8月24日 7時) (
レス) id: 3efdfc6162 (このIDを非表示/違反報告)
主(プロフ) - さくあべ完結おめでとうございます！！ゆり組もいわふかも楽しみにしています(*'▽')更新楽しみにしております、頑張ってください！！ (2020年8月23日 17時) (レス) id: fe76b4d331 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：花
| 作成日時：2020年8月5日 6時
