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女はあれが気持ちいいのか？
いや、確かに男と女では勝手が違うとは思うけど、俺は全然気持ちよくなかった。
異物感と圧迫感に襲われて、尋常じゃない痛さに涙を流しながら苦痛の叫びをあげる。
二度とごめんだ、あんな思い。
肩が浸かるほどにお湯が溜まった頃、俺は三角座りをして欠伸をした。
明日、佐久間に会ったらもう一度謝ろう。
昨日の事には一切触れず、ただ、いつものように振る舞おう。
じゃないと、俺が壊れてしまうから。
とぷんとお湯にもう一度顔を入れ、あげると同時に浴室を出た。
さあ切り替えていこう。
今日は久々の休日だ。
何も無い、用事も仕事も。
好きなことを思い思いにできる日だ。
……勉強でもしようか？
いや、休むという言葉を間違えた方向で捉えてしまうな、それはいつもの俺の行動と何も変わらない。
なら、映画を観るとか？
そう思っていると、充電器に繋げ忘れたスマホが見えた。
慌ててコンセントを差し込むと、画面がぱちぱちと点灯する。
当分は使えないだろうと机の上に置いたら、ソファに飛び込むように寝転がった。
皆は何をしているんだろう、休日をどう使っているのだろう。
当たり前のことが分からなくなってきて、昨日のことがフラッシュバックする。
途端、スマホの着信音が鳴った。
空気の読めない無機質なその音に驚きながらも発信主を確認すると、ふっかの文字。
スピーカーにして電話を取ると、呑気な声が部屋に広がる。
fk「あ、出たー。阿部ちゃん暇？家行っていい？」
ab「…うん。いいよ」
その二言で電話は切れた。
ふっかの事だからすぐに来るだろう、そう思っていると、本当にすぐインターホンが鳴る。
早っと思って玄関を開ければ案の定そこにはふっかの姿。
ab「家の前にでも居たの？」
fk「ま、近くに来たから行こーかな的な？」
ここでは何だと家に入れると、欠伸を零しながら入ってきた。
ま、ふっかの事だから俺と佐久間の話でも聞きたいんだろう。
fk「ねーねー、佐久間大介とはどーなったの？」
ほら、聞いてきた。
分かってる、ふっかにこんな話すること自体間違ってること。
でも、誰かに話して笑い飛ばして欲しかった。
こんな話。
ab「昨日？あぁ、抱かれたよ。佐久間に」
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花(プロフ) - 主さん» ありがとうございます^^*次はいわふかです、是非ご愛読頂けると嬉しいです！ (2020年8月24日 7時) (
レス) id: 3efdfc6162 (このIDを非表示/違反報告)
主(プロフ) - さくあべ完結おめでとうございます！！ゆり組もいわふかも楽しみにしています(*'▽')更新楽しみにしております、頑張ってください！！ (2020年8月23日 17時) (レス) id: fe76b4d331 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：花
| 作成日時：2020年8月5日 6時
