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家の中へ招き入れると、めめはゆっくりと部屋へ入ってきた。
とりあえずご飯作るか、と冷蔵庫の中から適当に取りだして回鍋肉を作ってめめに出した。
彼はそれを見て手料理、なんて呟いてたけど、一旦気にせず置いておこう。
ご飯を茶碗に盛ったら箸を2膳取りだしてめめの前に置いた。
kj「簡単なもんやけど、あ、お酒いる？」
mm「んや、今日は呑みません。危ないので」
危ない、とは。
頭の中で検索をかけるけど、答えは出てこなかった。
どうやら俺の脳にはAI程の機能は無いらしい。
kj「いただきまーす」
mm「いただきます」
またここで緊張が押し寄せてきた。
めめの口に入るのを見届けたら今度は、味は？と聞きそうになるのを我慢する。
mm「超美味しいです」
………良かった。
美味しいと言ってくれた。
心の中がポカポカしてきて、俺も口に運ぶ。
ご飯がちょっと硬いかも、めめは硬いのが好みなんかもな。
そんな思考を一旦端に寄せて、めめに向き直る。
kj「ほんで、宮舘さん達の事やねんけど」
mm「なんか分かったって言ってましたよね」
そう、色々と。
俺はあの時阿部さんから聞いた話をそっくりそのままめめに話した。
始終ただ話を聞いていためめも、どうやら幼馴染という点には驚きを隠せなかったようだ。
mm「それってつまり社会人になる前、2人の間で何かが起こった。そのある想いを引きずったまま同じ会社に入社した。そういう事ですよね？」
kj「まあそうなるよな」
問題は何が起こったか、なんだけどね。
そう付け加えられると、これ以上言葉は出てこない。
mm「でも渡辺さん、康二君の事心配してましたよ」
kj「心配？」
mm「大事な時に必要な事を言わない奴って言ってました。ま、これからは俺が気づくんで問題無いですけどね」
そうか、いつも何があっても介入してこない人だとは思ってたけど、やっぱり気づいた上で何も知らないふりをしてくれていたんだ。
だから俺はめめにこう言ってやった。
kj「な？翔太君良い人やろ」
mm「はい。……それより康二君分かってます？」
kj「ん？」
ちょっと流された気もするが、めめは突然箸を置いてニヤリと笑い、腰を上げた。
分かっているのかと聞かれても、主語のないそれを俺が理解出来るはずもない。
何なのだと見つめると、めめはかわい、と一言呟いた。
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花(プロフ) - ゆきんこさん» 感想ありがとうございます！康二君に押しまくるめめが大好きなんですw次回以降もめめこじ要素多いので、もし気になったら読んでみてください！ (2020年8月5日 5時) (
レス) id: 3efdfc6162 (このIDを非表示/違反報告)
花(プロフ) - パパらさん» ご感想ありがとうございます！励みになります^^* (2020年8月5日 5時) (レス) id: 3efdfc6162 (このIDを非表示/違反報告)
ゆきんこ(プロフ) - 第1章完結おめでとうございました！ずーっと押してくれるめめがナイスすぎてずっとニヤニヤしながら読んでました！（笑）最後の登場もビックリしたしほかのメンバーもすっごく楽しみです！無理せずに更新頑張ってください！ (2020年8月5日 2時) (レス) id: 9366bbf9ec (このIDを非表示/違反報告)
パパら - いつも拝見させていただいてます！とてもとても面白いです。作者様のペースで更新頑張ってください！ (2020年8月1日 21時) (レス) id: e814843bd2 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：花
| 作成日時：2020年6月29日 9時
